お笑いタレントの恵俊彰と、国際弁護士でタレントの八代英輝が総合司会を務める情報番組「ひるおび!」(TBS系)の視聴率が低迷している。1月19日配信の「デイリー新潮」が報じた。
記事によると、「ひるおび!」の視聴率は2021年から低落傾向を示し、最近では1月12日放送分の視聴率は個人が2.2%、世帯が4.2%、コア(ファミリー層)が0.8%と惨敗(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)。視聴率低迷の原因については、もともと“積極的に支持されていた”わけではなく、“「他に見る番組がない」という理由で視聴していた人多い”とバッサリだ。恵と八代氏はともに1964年生まれの57歳。高齢化を気にしてか、コメンテーターにトラウデン直美やトリンドル玲奈などの若手タレントを起用するも、メインの視聴者である主婦層と相性がいいとはいえず、数字にはあらわれていない。
「ひるおび!」が視聴率低迷に喘ぐ中、21年に横並びの時間帯で輝きを放ったのが、テレビ朝日の大下容子アナウンサーがMCを務める「大下容子ワイド!スクランブル」(同局系)。21年の年間視聴率1位を獲得し、「ひるおび!」を大きく引き離した。
大下アナは98年から「ワイド!スクランブル」を担当し、19年4月に大下アナの名を冠した「大下容子ワイド!スクランブル」として新たにスタートした。番組成功の秘訣はどこにあったのか。
「19年7月の『週刊女性』が冠番組を持った大下アナにインタビューしました。今後に向けての抱負を聞かれ、大下アナはコメンテーターへの質問で独自性を出したいことと、男性の視点だけでなく女性の視点が出てくれば、より多くの視聴者に興味を持っていただけると答えていました。シンプルな考え方ですが、昼の番組の主な視聴者は主婦層。女性を意識した番組づくりが成功の秘訣だったようです」(テレビ誌ライター)
恵や八代氏はもちろん、トラウデンとトリンドルも大下アナの言葉を参考にしてはどうだろうか。
(石田英明)