朝ドラ女優で、「NHK紅白歌合戦」の紅組司会経験者でもある有村架純。国民的女優と呼ぶにふさわしいだけに、姉でタレントの有村藍里がおよそ400万円もかけて、輪郭矯正(骨切り)という大がかりな美容整形をしたことは衝撃的だった。妹が今をときめくトップ女優だけに、メディアの食いつき方も尋常じゃなかった。
そんな有村姉がカミングアウトする前から、芸人の間には整形ブームが訪れていた。芸人の場合はネタになるため、躊躇なくテレビで公表する。妻・木下優樹菜と現在、CMでも共演しているFUJIWARA・藤本敏史もおよそ11年前、プチ整形に踏み切っている。
「08年に放映された『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)の不定期コーナー『恋のかま騒ぎ』で突然明かしたもので、かねてからあった容姿への強いプレックスから、鼻にヒアルロン酸を注入、ホクロを除去したそうです。ホクロ除去はシミやシワと同じと捉える人が多く、小籔千豊もかつて、除去しています」(芸能ライター)
小籔の場合は、ロケでマカオを訪れた際、現地の占い師から「ホクロが災いを呼んでいる」といった指摘を受けて、意を決した。帰国したその日に美容外科に連絡をいれて、予約を取り、鼻の付け根にあったホクロを除去した。その後の活躍は言わずもがなだ。
「よしもと芸人では、かつて『右ひじ、左ひじ、交互に見て』というリズムネタで『キングオブコント』で2度(08年&11年)もファイナリストになっている2700。赤毛でGジャンに身を包むツネは、総額80万円をかけて、奥二重だった目をパッチリ二重にし、さらに歯の整形手術まで受けています。同じく、ジャングルポケットの中でいちばん地味なおたけも、二重まぶたにしている。おたけは美意識が高く、楽屋ではいつも鏡を見ているそうです」(前出・芸能ライター)
昭和歌謡のパリピ漫才で、昨年からバラエティ番組に出るようになったお笑いコンビ・きつね。ツッコミ担当の大津広次は、10年近くの時間をかけて、理想の顔に近づけている。コンプレックスだったエラに19歳のときからボトックス注射を打ち、筋肉の発達を制御して、夢の小顔を手に入れたのだ。メンテナンス代も含めて、総額およそ60万円。イケメン願望が強いため、次はヒアルロン酸注射を狙っているという。
きらびやかなテレビの世界で生きる芸人たち。少しでも美しく映るためなら、メスや注射も辞さないようだ。
(北村ともこ)