「飲み方変える!」マクドナルドの“紙ストロー導入”でネットに上がった落胆の声とは

 いまのご時世、エコありき。世界の名だたる企業が「地球にやさしい」をモットーに様々な取り組みを行っているが、人気ファストフードチェーンも例外ではない。

 12月22日に日本マクドナルドが、2022年2月からドリンクに付いてくるストローを紙製に変えると発表。横浜などの30店舗から、スプーンやフォークなどのカラトリーも木製に順次切り替える。もとよりマクドナルドはSDGsを推進しており、省エネ、リサイクル、フードロス問題などに取り組んできた。2016年にアイスコーヒーのカップをプラスチックから紙製に変更。プラバッグの使用を減らすなどしているが、いよいよその対策がストローに及ぶというわけだ。ところが、この発表に一部のマックファンからは「事情は分かるけど…」と戸惑いの声が漏れてるのだとか。

「当然、一般の人も気候変動や地球環境対策がいかに重要か認識しており、エコシフトするマクドナルドの方針を受け入れています。ただ、心の叫びと言いますか、SNSで『紙ストローだけは止めて!』という声が上がっており、『それな』『ほんと勘弁』とそれに共感する声も増えています」(フリーライター)

 その理由が「味に影響する」というもの。マクドナルドは2017年にプレミアムローストコーヒーをリニューアルして、格段に旨くなったとの評価を得た。そうしてコンビニに流れた客を奪い返した経緯があるのに、紙ストローの実施によって台なしになるのではないか、との懸念がマックファンに生じたようだ。

「先に紙ストローを導入したスターバックスでも、利用者の中には『紙っぽさがある』『溶けてきて気持ち悪い』といったネガティブな意見が見られました。だから今回の発表を受けて、マックのヘビーユーザーからはやけくそ気味に『フタもストローもなしでいいから牛乳みたいに腰に手を当てて直接飲むよ』との書き込みがあり、同意コメントも集めていました。紙ストローが苦手だという人は予想外に多いようですね」(同)

 マックの発表によって、意外な“紙ストローアレルギー”がクローズアップされたかたち。なんとか「ドリンクの味に影響せず、フニャフニャにならない紙ストロー」が開発できないものか?

(山田ここ)

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