本人が語るように、これは運命なのか、それとも偶然？
岸田文雄首相（64）の所信表明演説に対する各党の代表質問が8日午後、衆議院本会議で始まり、「自民、共産のトップとの不思議な縁を感じるが、その両名のど真ん中でこれからの日本に必要なこと、遠慮なく申してまいります」と、岸田首相および共産党の志位和夫委員長（67）と誕生日が同じ7月29日であることを改めてアピールした立憲民主党の泉健太代表（47）。
泉氏は今月2日に行われた代表就任会見で、記者から岸田、志位両氏と誕生日が同じことについて質問され、「本当に運命的なものを感じる。私も日本のリーダーになれるように頑張るぞという決意を持たせていただきました」と政権交代への意欲もにじませた。
さらに党首3人での「誕生日会」開催を持ちかける考えも示したが、
「志位氏は『感想は特にありません』とコメントしただけで、ほぼスルー。そこで『人の話に耳を傾ける』岸田氏の発言が注目されていたのですが、本会議では『政策議論を交わしたご縁がある。新しい立場で政治の責任を果たしていく』と述べるにとどめ、残念ながら誕生日に言及することはありませんでした。ただ9つある国政政党の中で、その中のトップ3人が同じ誕生日という話は、偶然にしても出来過ぎていますからね。岸田氏自身も少なからず運命を感じているかもしれません」（週刊誌記者）
ちなみに、共産党の志位氏は1954年、岸田氏は1957年、泉氏が1974年生まれだ。
「実はこの3人以外にも、政界には7月29日生まれの政治家が複数いました。たとえば橋本龍太郎元首相（故人）や、昨年、新型コロナウィルス感染により急逝した羽田雄一郎元参院議員、元日本社会党書記長の江田三郎氏（故人）、元社民党参院議員の渡辺四郎氏（故人）、元萩市長の野村興児氏、さらには元総務大臣で現在は早稲田大学の教授として教鞭をとる片山善博氏も、この日が誕生日です」（同）
占いサイトを担当するライターによれば、7月29日生まれは、星座で言えば獅子座にあたり、獅子座の男性は、プライドが高く負けず嫌いなので、努力を積み重ねて結果を出すタイプが多いという。
「獅子座の男性は人柄も能力も高く、周囲から一目置かれる存在。期待されるとやる気が出て、更に頑張ってくれるのですが、その分承認欲求が強く、周囲の反応が薄いと不満を募らせるので気を付ける必要がありますね」（占いライター）
つまり、周囲から注目されている、期待されていると感じる時こそ力を発揮するため、そういう意味では、岸田氏、志位氏、泉氏はみな政治家としての資質があるといえよう。
そんな中で始まった国会では、10万円給付問題、オミクロン株対応、文通費の見直しなど問題山積だが、さて論戦の行方は……。
（灯倫太郎）
