元タレントで自民党公認候補の森下千里氏が、第49回衆院選で宮城5区から初当選を目指す。ところが、前途多難のようで……。
同区は、地元石巻市出身で当選8回、立憲民主党で国会対策委員長を務める安住淳氏と森下氏が与野党で一騎打ち。名古屋市出身で新人の森下氏には強敵だが、元タレントの知名度を生かせるかが、勝敗を分ける1つのポイントだ。
森下氏は男性誌のグラビアでブレイクし、テレビドラマや映画にも出演。バラエティ番組でも人気を博した。森下氏の活躍を覚えている有権者も多いはずだ。ところが、投票にあたって気になる問題が出てきた。森下氏と名前が似ている歌手の「森高千里」だ。
10月20日の「スポーツ報知」によると、森下氏が出馬表明した際、ネット上で森高が出馬したと誤認されたこともあったとか。投票の際、「森高千里」と誤記した場合は無効となる。森下氏はたすきなどの名字は平仮名で表記しており、陣営関係者は「(森高と名前が似ていることは)特に意識はしていない」というが、森下氏は有権者が書き間違えないよう、祈っていることだろう。
ところが、森下氏自身が思わぬ人物から〝作法〟を間違ったと指摘されてしまった。
「女優の松居一代です。松居は10月20日更新のブログで、森下氏の〝玉串のあげ方〟が間違っていると指摘。森下氏の名前こそ出していませんが、松居が投稿した写真は、9月25日に森下氏が公開したYouTubeチャンネル『もりしたNOTE』をスクショしたものだと思われます。具体的にどこが間違っているかには言及していませんが、『これは、日本人として大変恥ずかしいことであります』『早く!これは削除なさるべきですね』などと強く非難し、玉串の正しいあげ方をイラスト化したものもアップしていました」(芸能記者)
森下氏と安住氏の健闘を祈りたい。
(石田英明)