「クズ芸人」ラランド・ニシダに艶系バイトの過去! 唯一真剣にやった理由

 男女コンビが新時代に突入した。納言やパーパーはソロの出演も増え、TikTokで「クリティカルヒット」がバズったEverybodyは、総再生回数が7億超え。蛙亭は10月2日に開催された「キングオブコント2021」で決勝初進出を決めた。

 そんななか、「M-1グランプリ2019」でアマチュアながらも準決勝に進出して、一躍引っ張りだことなったのはラランド。以降、多くの芸能事務所からのスカウトを蹴って、今年3月に個人事務所「株式会社レモンジャム」を設立。社長はサーヤで、マネージャーの橋本氏が副社長、相方のニシダは正社員だ。

 ニシダがヒラの社員であるのには、理由がある。社会適応力がきわめて乏しいのだ。遅刻が多く、無断で仕事に穴を開けてもへっちゃら。15種類のマッチングアプリに登録しており、ラランドのニシダであることを明かして、「ラランドのコミュニティ」に登録。フィーリングが合った女性とはデートを重ね、ライブにも呼ぶ。競馬やガールズ競輪などギャンブル全般をたしなむため、“ニシダガールズ”から援助されることに罪悪感を抱かない。

 27歳にして今なおこじらせているのは、裕福すぎた家庭環境にある。父は大手有名企業の重役。仕事の駐在先であったドイツとスペインに3年ずつ、家族で滞在していた。一浪して上智大学外国語学部に入学するも、退学。面接を受けて再入学したが、履修登録ミスで再び退学するという信じられない学歴。その間も親からお小遣いをもらっていたが、現在は勘当されて絶縁状態。妹が「一人っ子」の家族構成になっている。

 お坊ちゃまだったため、金を稼ぐ必要がなかった。そんななか、唯一やったアルバイトが艶系ビデオのモザイクつけ。特殊な職種だった。

「時給が良かったので、短時間で効率よく稼げたそうですが、1人1作品を担当するので責任逃れができない。モザイクが少しでもずれているなどのチェック漏れがあると、減給の対象になるそう。これが意外と多いらしく、ミスをしたときは先輩から、『それは無理だよな』と励まされたとか」(週刊誌記者)

 このバイトは、ずぼらな性格ながらも1年ほど続いた。

 現在は芸人業一本で食えるようになった。やり手の女社長の相方・サーヤのおかげで、仕事は順調で、今夏はまさかの俳優デビュー。恋愛オムニバスドラマ「初情事まであと1時間」(MBSほか)で、女優の岡本玲に思いを寄せる後輩を演じた。さらに、9月19日と26日に放送された「バンクオーバー!~史上最弱の強盗~」(日本テレビ系)にも出演。主人公・猿渡佐助(間宮祥太朗)の妹・小春(貴島明日香)の婚約者・若松健一を演じた。

 クズ芸人から一転。勘当された両親と雪解けの日も近いか。

(北村ともこ)

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