買い物が最も感染リスクが低い?「ひるおび!」のコロナボードに疑問の声

 新型コロナウイルス感染者が激減、緊急事態宣言は解除されて満員電車も復活、街中にも人が増えはじめた東京都心。そんな世間の動きを含め、今後の新型コロナウイルスへの懸念や予測などをまとめて取り上げたのが、10月8日放送のお昼の情報番組「ひるおび!」(TBS系)。

 ワクチン先進国のイスラエルでは、すでに子供たちも3回目の接種が始まっていること、同じく接種率の高いシンガポールでは規制を緩めた途端に感染者が急増したことなど、世界の動向を伝えつつ今後の日本のとるべき対策を話し合っていたのだが…。番組内で紹介された、国立感染症研究所が発表した「新型コロナウイルス感染の社会活動・行動リスク(ワクチン未接種者)」というボードに視聴者からツッコミが入ってしまったのだとか。

「この行動リスクボードはとても分かりやすくイラスト付きでまとめられていました。会食への参加は、一度も参加しない人を1とした場合、1回だと1.27倍、2回=1.58倍、3回=2.14倍と感染リスクが高まること。会食の人数も5人未満=1.40倍、5人以上=2.16倍などと説明されていました。また、屋内イベントが1.80倍に対して、屋外イベントは1.31倍と4人以下の会食より低かったことが示されたことから、SNS上では『オリンピックは有観客でいけたのでは?』『野球やサッカーも人数制限いらないよ』なんて声もあがっていました」(エンタメ誌ライター)

 ところが、そんな大いに関心を集めた行動リスクボードで、いささか不可解ことが…。

「デパートやショッピングセンターでの買い物が0.73倍という謎の数字になっていたんです。この理屈で言えば、どこにも出かけないよりもデパートに行った方が感染リスクが低いようにも見えてしまいます。説明していた女性アナウンサーも『なぜだか分からないですが…』と話していましたが、MCの恵俊彰さんや医療関係者もスルーしていましたね」(同前)

 ネット上にも「それを説明してよ」「データ信憑性あるんですか?」といった疑問の声が。冬場には第6波の到来が確実視されているが、この新型コロナウイルスというものが”逆転データ”が出てしまうほど一筋縄ではいかないということか…。

(山田ここ)

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