この手があった!ユルんだ「集中力」を引き戻す10の方法

 どうしてもやらなければならない仕事があるのに、まったく集中できない。「どうにかして集中力を高めることができれば…」そんなことを考えた経験のある方も少なくないはず。

 何かに集中する、特に自分の苦手なことに集中するのは難しいことだと思われるかもしれない。しかし集中力は、自分でコントロールすることができるのだ。ここでは、集中力を高めるために手軽にできる10の方法をみなさんにお伝えしよう。

① 瞑想をする
 瞑想といってもそんなに難しいものではなく、その場に座りながら余計なことを考えないようにするだけでOKだ。仕事の前に椅子に座って目を瞑り、雑念をシャットアウトする。それだけで、脳がスッキリして集中力が高まる。

② 机の上を整理する
 机の上が散らかっていると集中力が削がれてしまうので、仕事の前に机の上を整理するのがオススメだ。瞑想と同じように、頭の中も机の上もスッキリさせてから仕事をはじめるだけで、グンと集中力は高まる。

③ ブドウ糖を摂取する
 脳にとってのエネルギー源であるブドウ糖を摂取することも、集中力を高めるための近道。ブドウ糖は砂糖に多く含まれているため、甘いものを食べると脳が集中モードに入っていく。ただし、摂り過ぎは逆効果になるのでほどほどに。

④ 自然音を聞く
 人間がリラックスしている状態の時に脳からはα波が出る。α波はリラックスするのと同時に集中状態を作ることができると言われているので、川のせせらぎや風の音などの自然音を聞いてリラックスするのもオススメ。

⑤ 軽く身体を動かす
 数十秒から数分程度の軽い運動を行うだけで、アドレナリンが分泌して集中力が高まる効果がある。激しい運動をしてしまうと脳が酸欠状態になるので、ストレッチやバランスボール程度の軽い運動で大丈夫だ。

⑥ 声を出す
 音読すると本の内容を覚えやすいと言われているが、声を出すことで集中力を高める効果があるといわれている。そのため、無言で仕事に取り組むよりも、「これから何をすべきか」「この問題の解決法は?」など声を出しながら仕事をしていくと集中力が高まる。

⑥ 集中できない理由を紙に書く
 なぜ自分は仕事に集中できないのか、その理由を紙に書きだす。人は具体的な理由を分かっているようで分かっていないので、紙に書いて集中できない理由を視覚的に明らかにすることで、その理由を排除しやすくする。

⑧ あと5分だけ頑張る
 集中力が切れそうなとき、「あと1時間同じ仕事をしなければならない」と考えるとうんざりするだろう。でも、「あと5分だけ頑張ろう」と考えると集中力が持続するので、長時間頑張るのではなく、「あと5分頑張る」を何度も繰り返そう。

⑨ 休憩する
 人の集中力というのは15分~30分ほどしか持たない。それ以上、無理して続けても効率は良くないので、30分やったら15分休憩するというサイクルを作って仕事をするとよい。

⑩ 一日の終わりに翌日の予定を立てる
 一日の予定を作って行動すると、行動効率が上がって集中力も高まりやすい。なので、一日の終わりに翌日の予定を1時間刻みくらいで立てておくとよい。その予定は絶対に守らなければいけないものではないが、行動の指針があるとやる気も起きやすいのだ。

 じつは筆者も、この方法を実践して仕事効率が高まった。持続しない集中力にお悩みの方は、ぜひお試しあれ。

(小島洋三)

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