フリーアナウンサーが飽和状態といわれる中、テレビとラジオのレギュラー、合わせて8本。圧倒的な人気を誇るのが、タレントのホラン千秋だ。
ホランは5歳のときにキッズモデルとしてデビュー。14歳で芸能事務所アミューズに所属し、女優としての活動を開始。その後、米国留学時に“伝える仕事”に興味を持ち、アナウンサーを志すことになったという。
そのホランの近影を5月17日発売の「フライデー」が激写した。見てみると、5月上旬の夜、東京・渋谷のテレビ制作会社が入るビルから出てきたホランはサンダル履きで、何か考え込むような表情。声をかけるのも憚られる印象だ。自身がキャスターを務める報道番組「Nスタ」(TBS系)の直後ということもあり、疲労の色も見てとれた。
今でこそ〝勝ち組〟のフリーアナの1人として活躍するホランだが、「フライデー」が伝えているように民放キー局のアナウンサー試験は全敗。かつては完全な“負け組”だった。
「試験に全敗し、2011年に青学大卒業後も仕事はあまりありませんでした。2018年5月5日放送のトーク番組『サワコの朝』(TBS系)に出演したホランは卒業後、スーパー銭湯の受付や寿司屋の店員、スーパーのレジ打ちなどのアルバイトをしていたことを告白しています。そのときのことを自身は〝暗黒の時代〟と表現していました」(テレビ誌ライター)
しかし、転機は意外と早く訪れた。11年に放送されたドラマの役作りの関係で、ショートヘアに。それが幸運を呼んだのか、その後、同年10月スタートの経済情報番組「ビジネスクリック」(TBS系)、情報番組「ULALA ナナパチ」(TOKYO MX)のMCに抜擢。翌12年には報道番組「news zero」(日本テレビ系)のキャスターに就任し、その後の活躍は言わずもがなだ。
「今年3月12日発売の『フラッシュ』が、大手広告代理店が算出した、18年度のフリーアナのギャラを報道しました。それによると、ホランは2億5500万円で、見事トップ。ちなみに2位は新井恵理那アナの2億3000万円、3位は夏目三久アナの2億1000万円でした」(前出・テレビ誌ライター)
負け組からの大下克上を果たしたホランだが、くれぐれも過労には気をつけてほしい。
(石田英明)