2008年の北京五輪以来、13年ぶりに連覇を果たしたソフトボール。金メダル獲得の立役者の1人は、紛れもなく〝レジェンド〟と称される上野由岐子投手だ。決勝のアメリカ戦でも好投し、見事胴上げ投手となった。
連覇という念願の夢を実現させた上野。実はもう1つ夢があり、それは2020年元日の「日刊スポーツ」のインタビューで語った〝国際結婚〟。相手が日本人だと金メダリストとして特別視されるので、外国人との結婚を望んでいるようだ。ちなみに〝中身重視〟だとか。
8月5日発売の「週刊文春」によると、国際結婚を夢見る上野に陸上男子短距離の元スター選手のウサイン・ボルト氏を薦めた人物がいた。上野が懇意にする高崎市の焼肉店「伽耶の家」店主の金磨理さんだ。上野が「外国人と結婚したい」と言っていたので、「ウサイン・ボルトは?」と返したとか。もちろん、金さんも冗談で言ったことだが、ソフトボールと陸上男子のレジェンド同士であれば、上野を特別視することもあるまい。
上野にとって、何でも話せる金さんは〝高崎のママ〟的な存在。一方、金さんも上野のポジティブな言葉に助けられたことがあった。
「7月22日の『デイリースポーツ』で金さんが明かしていました。昨年、五輪延期が決まったとき、落ち込んでいると思った上野が『ママさん、今まで十分待っている。1年間なんて』『どうなろうと体をつくり、準備を整えていく』と言ったのを聞いて、金さんも刺激を受けたようです。コロナ禍で売り上げは激減していましたが、金さんは『食材が余っても、来たお客さんにビビンバを大盛りにすればいいや』とポジティブに考えられるようになったといいます」(スポーツ紙記者)
コロナ禍はまだ続いているが、金さんのお店で普通盛りのビビンバが大盛りになっていたら、上野のおかげかもしれない。
(石田英明)