原巨人「2位でもグダグダ」緊急事態(2)丸の打撃不振は「将棋禁止」が理由

 元気がないどころかストレスで爆発寸前なのは、FA移籍3年目の丸佳浩(32)。コロナでガス抜きを奪われたことが、思いのほか極度の打撃不振に拍車をかけている。

「開幕早々、丸を含む複数選手がクラスターに引っかかった。その原因になったロッカールームでの将棋が禁止になったのです。球団に将棋ブームを持ち込んだ丸は責任を感じて相当気を落としたそうです。打率2割2分7厘、3本塁打(5月14日時点、以下同)の成績が示すように、いまだに引きずっているのでしょう」(球団関係者)

 5月15日の阪神戦では、8回の好機に代打を送られる始末だった。

 5年約22億円の大型契約の最終年を迎えた陽岱鋼(34)に至っては近年、定位置だった2軍どころか3軍にすら居場所がない。

「開幕1軍は逃したものの、2軍の開幕戦では1番DHで出場するスタンバイ選手の位置づけでした。それなのに、コロナで1軍の主力選手が離脱しても昇格できなかった。暗に構想外を宣言されたことが本人のやる気を削いでしまったのか、試合や練習で怠慢プレーを連発。それが阿部慎之助2軍監督(42)の逆鱗に触れて3軍に降格してしまった。若手最優先の3軍ではサッパリ出番がなくなった」(在京球団スコアラー)

 かつての栄光はいずこに。ファームの置物と化した小林誠司(31)の市場価値はまったく見当たらない。

「2軍でも打率2分8厘の成績しか残せず、今や5番手捕手の扱いです。一時は、正捕手不在の日本ハムや楽天が獲得に動いていましたが、1億円の年俸がネックになって話がまとまりませんでした。ちなみに1軍の控え捕手岸田行倫(24)のほうが他球団に人気があり、引き合いも多いようです」(スポーツ紙デスク)

 コロナによる足止めから満を持してチームに合流した助っ人2人には、早くも烙印が押されてしまった。

「デビュー戦でアキレス腱を断裂して、今季絶望のテームズ(34)ばかり悪く見られがちですが、スモーク(34)の素行も目に余ります。入団会見のふんぞり返った態度はもちろん、守備固めの選手と交代するや、試合終了を待たずして帰宅してしまったり。ウィーラー(34)が他の選手との橋渡しになっていますが、一切チームに溶け込もうとしません」(球団関係者)

 退団も時間の問題か。

スポーツ