原巨人「2位でもグダグダ」緊急事態(1)菅野智之の「口害」が止まらない

 開幕前の下馬評では圧倒的な戦力と陣容で、首位を独走すると思われていた原巨人。ところがふたを開けてみれば、絶対的エースと主力選手が相次いで戦線離脱。さらには期待の外国人選手も不発で、ベンチ内は内紛含み。そんな「2位でもグダグダ」なチーム事情を地獄耳スクープする!

「また、始まったか‥‥」

 人一倍気難しいエースの離脱に、首脳陣は頭を抱えながら口をそろえた。

 5月7日のヤクルト戦で、右肘の違和感を訴えて緊急降板した菅野智之(31)が、翌8日に1軍登録を抹消された。球団関係者がため息交じりに語る。

「平均150キロ前後のストレートが、降板前には140キロ前半まで落ちたほど深刻な状態です。ただし症状の重さは原辰徳監督(62)さえも測りかねている。というのも、医師の診断書があるわけではなく、本人の自己申告にすぎないから。3月30日に足の違和感で抹消された時と同様、復帰時期は本人に委ねられており、腫れ物に触るような存在ですよ」

 それどころか、練習や宿舎でともに過ごす若手投手たちには、迷惑千万の「口害」が止まらないという。

「菅野は若手に対して『なんで外に投げないの?』『全然練習が足りないだろ』など、キャッチボールやブルペンで辛辣な言葉を飛ばしています。内容が正論すぎて、若手たちも『それができたらやってるわ』と、本人のいないところで愚痴をボロボロ漏らしています。開幕から5連勝した高橋優貴(24)のように菅野の助言で才能が開花したケースもありますが、大半の若手にとってはただ口うるさい小姑のような存在みたい」(球団関係者)

 周囲からの厳しい視線は本人も重々承知のようで、ここにきて意外な「戦線離脱説」まで浮上しているのだ。スポーツ紙デスクが明かすには、

「今回の離脱は、メジャー行きを断念するための自作自演のアリバイ工作だと言われている。開幕から13連勝の偉業を引っ提げた昨オフのポスティングでさえも、金銭面の条件で折り合いがつかなかった。ましてや選手人生の折り返しを迎えた菅野が今オフに海外FAによるメジャー挑戦を表明したところで、好条件を引き出すのは難しい。渡米による年俸ダウンで赤っ恥をかくことは必至。要は遅すぎたということだ」

 早くもオフの皮算用が見え隠れする菅野よりも、「余人をもって代えがたい」と、ファンもヤキモキしているのが、キャプテン坂本勇人(32)の負傷欠場だろう。

 9日のヤクルト戦で、右手母指(親指)末節骨を骨折し、戦列復帰までにおよそ1カ月はかかる見込み。離脱時点でチームトップの2割9分0厘の打率とトップタイの7本塁打で打線を牽引。それにも増して、不動のショートを失ったダメージのほうがより甚大なようで、

「坂本は守備中にも精力的に声を出して、チームを鼓舞していた。代役の吉川尚輝(26)は守備範囲こそ坂本以上の広さを誇るが、いかんせん声が小さくて、口ベタな性格なんです。しかもピンチの場面で、マウンドに気の利いた言葉をかけても『お前が大丈夫かよ』と返されかねないほど表情も暗い。セカンド若林晃弘(27)やサードの岡本和真(24)も無駄口を叩かないタイプなだけに、守備中の静けさは12球団一ですよ」(在京球団スコアラー)

 かつてのイケイケの雰囲気はどこへやら。マウンドから振り返れば〝陰キャ〟ばかり。さぞかし投手は心許ないだろう。

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