62歳にして太川陽介が新たな一面を見せるとはバス旅ファンも想像だにしなかったに違いない。
5月5日、「水バラ」(テレビ東京系)で「ローカル路線バスVS鉄道乗り継ぎ対決旅」の第8弾が放送された。バスチームのリーダー・太川はこれまでの態度を改め、新たな”ルイルイ”を見せたことでバス旅ファンを驚かせた。
「太川はこれまで勝ちたいあまり、メンバーに厳しい態度を取ることが多かった。特にトレンディエンジェルのたかしや流れ星のちゅうえい、フルーツポンチの村上健志など男性芸人にはきつい言葉をかけることもありました」(テレビ誌ライター)
太川は過去の回を観て、「あまりに余裕のない自分がいやになった」という。「みんなにきつかったからね」と反省の弁を述べた。足りないのは優しさで、今回は余裕をもってやろうと決意したと話している。
前回と前々回、厳しくしたのに負けたことも自己改革につながったようだ。
その言葉どおり今回の太川は完全に「ニュールイルイ」。つらい歩きの最中にはメンバーの体調を気遣って声をかける。また売店でスタッフの分のパンを自腹で購入して配る優しさをみせている。さらに歩いている途中でドローン撮影チームと遭遇すると、「いつもいいカット撮れてるよ」と声をかけた。
「太川がスタッフに何かと気を配っているのは有名です。お店でパンやおにぎりを買うと、必ずスタッフの分も買っています。スタッフは太川たちと行動を常に共にしているので、自分たちが食べる時はスタッフにも食べさせてあげたいからだとか。今回はその優しさがメンバーにも向いたわけです」(前出・テレビ誌ライター)
その気配りがあってか太川チームは見事勝利。勝った瞬間、太川は男泣き。ひと目も気にせず嬉し涙を流した。自分を変えてまで挑んだバス旅。それだけに喜びもひとしおだったに違いない。
