太川陽介のバス旅に囁かれる「ヤラセ疑惑」ついに決定的なシーンが!【令和4年「バス旅」5大事件】

 ヤラセではないかとの疑惑がしばしば持ち上がる太川陽介の「バス旅」。元祖バス旅から「鬼ごっこ」「陣取り合戦」「バスVS鉄道」と対決方式に変わったことで、僅差の勝負を演出するためにヤラセがあるのではないかと指摘されるようになったのだ。

 その経緯をテレビ誌ライターが振り返る。

「今のバス旅は対決が売り。どちらが勝つのかわからない面白さがあります。ただ、そのためには際どい勝負にする必要がある。そこで有利になりそうなチームに足をひっぱる人物を入れているのではないかと言われています」

 最初に疑惑が持ち上がったのは「陣取り合戦」の河合郁人(A.B.C-Z)。先行していた河合は急に足が痛いと言い出し、1時間ほど休憩。太川チームとの差が縮まった。河合は収録が無理と思われるほど痛がっていたが、少し休んだだけであっさりと復活。“演技”が疑われた。

 他にもフルーツポンチの村上健志がホテルの鍵を返し忘れて、返却のために戻ることになったり、お笑いコンビのプラス・マイナス岩橋良昌がゴール直前でトイレに行ったりと疑われる行動があった。パンクブーブーの黒瀬純は足を痛めたと訴えて、電車に乗り遅れる原因になっている。

「黒瀬の行動は特にひどかった。足を引きずって歩けないほど痛がっていたのに、電車が行ってしまったらケロッとして歩いていた。その後、痛がるそぶりすら見せませんでした。チームの足を引っ張るためにやったと疑われてもしかたないでしょう。この役はお笑い芸人が担うことが多いですね」(前出・テレビ誌ライター)

 そして昨年4月、ヤラセの決定的な瞬間が放送された。「ローカル路線バスVS鉄道 乗り継ぎ対決旅」の第11弾。村井美樹率いる鉄道チームが第4チェックポイントでミッションをこなしている時のこと。一行は直売所で卵を購入し、醤油を買おうと離れたお店に向かって歩いていた。購入した卵と醤油で卵かけご飯を作って食べるためだ。

 ここで女芸人の牧野ステテコが「卵かけご飯を食べられるうれしさを表現したギャグをやりたい」と言い出し、路上で披露。牧野は両手を振り上げた時に卵が入ったビニール袋を放り投げ、アスファルトに叩きつけて割ってしまったのである。

 結局、鉄道チームは再び卵を買うために直売所へ逆戻り。大幅に時間をロスした。これが原因で勝負はまれに見る接戦になっている。

「このときは本当に露骨でした。大切な卵を牧野に持たせたのは不自然ですし、急にギャグをやりたいと言い出したのもおかしい。村井がそれを止めないのも変です。ビニール袋を投げ出した手つきもあやしいもので、わざとやったように見えました」(前出・テレビ誌ライター)

 放送と同時にSNSには「これはひどいヤラセ」「よくこんなの放送したな」と批判の声が殺到した。この声が番組に届いたのか、以降は露骨な“時間稼ぎ”は減っている。ガチが売りのバス旅、本来の姿に戻ったということだろう。

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