「右腕のない子猫を引き取って…」福山雅治が初告白した猫エピソードが大反響

「にゃんとかせんば。」

 これは人口減少数が2年連続でワーストとなった長崎県が、地域活性化のために打ち出したプロジェクト「長崎の変」のキャッチコピーだが、何を隠そう同プロジェクトのクリエイティブプロデューサーを務めているのが福山雅治。彼が引き取り手の見つからない猫を飼いはじめた時もそんな心境だったのかもしれない。

 4月10日放送の「福のラジオ」(TOKYO FM)で、福山が保護猫2匹を3年にわたって飼育していることを初告白。ファンの間ではこれまで“犬派”と認知されていただけに、猫愛あふれるエピソードトークは大反響を呼んだ。

「じつは1週前の放送で、福山さんは保護猫を飼っていることをチラリと明かしたんです。すると、リスナーからのメールが殺到。これまでメールなど出したことがない“サイレントリスナー”と呼ばれる人たちも、感動や感謝を福山さんに伝える事態となったようです」(芸能記者)

 猫好きがこぞって聞き入った4月10日の放送で、リスナーからの反響メールを読み上げた福山は、飼っている2匹の猫の名前をそれぞれ「オレ」「トラ」と明かした。オレはカフェオレのような毛色から、トラはトラ柄から名付けたという。最初に飼ったのはオレのほうで、その出会いについてこう語った。

「最初に出会ったのはオレちゃんのほうで、ちょっと縁あって、知人から相談されたんですよ。まだ生まれて1週間くらいの、隻腕の子猫が側溝に放置されていたので。暑い盛りに…。引き取って保健所に連絡したらそのまま処分されてしまうってことだったんで、保護動物のショップに知り合いがいることを(知人が)知っていて、『そこに連れて行ってくれないか』っていう話があったんですよ。生まれながらに片腕がないので、右腕がないので…その時から。隻腕でね。う〜ん、まあ、なかなか引き取り手がないだろうな…と思って(自分が)預かったらもうダメですよ。もうかわいくてしょうがないから。これはもう、この子はずっといるんだな…ということで」

 片腕の子猫・オレを引き取って“家族”として迎え入れた福山は、「1匹だけだとどうもワガママというかね」と、猫に社会性を持たせることを目的に、新たに保護猫を引き取ることにしたという。それがトラで、2匹ともオス。なかなか抱っこさせてくれないオレと、人懐っこいトラは性格も正反対のようだ。さらに福山は驚愕のエピソードを明かした。

「福山さんが昨年にリリースした『いってらっしゃい』という曲に、オレちゃんの鳴き声が使われているというのです。『ZIP!』(日本テレビ系)でオンエアされたミニドラマ『生田家の朝』の主題歌で、ラジオでもその曲を流していました。たしかに『ニャ〜』と子猫のかわいい声が入っていて、福山さんの保護猫のエピソードを聞いてから楽曲を聴くとほっこりさせられますね」(前出・芸能記者)

 楽曲参加を「猫の恩返し」と捉えるべきか…。いずれにしても、福山が語った意外な一面に、多くの猫好きが心を動かされたようだ。

(あまねかずこ)

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