やはり背に腹は代えられないということか?
3人組音楽グループとして04年に結成され、13年に解散した「FUNKY MONKEY BABYS」が3月16日、ファンキー加藤とモン吉の2人組体制で活動再開することが発表された。
同グループはメンバーのDJケミカルが実家の寺を継ぎ、住職になることを理由に解散するも、11日に放送された音楽特番「音楽の日」(TBS系)で一夜限りの復活を果たし、反響があったことを受け、活動再開を決意したようだ。
参加を見送る形となったDJケミカルは「人生にはそれぞれ与えられた役目があると思います。僕は精神世界の探究であり、2人はやっぱり歌を届けることだと思います。ファンモンの歌で日本中、世界中に前向きな力を与えてほしいとお願いしました」と活動再開を後押ししたようだ。
加藤も「心の奥の方にずっとしまい込んでいた大切な思い出が、3月11日に解き放たれて、現在進行形の強い思いとなりました。もう隠しません。そのまま、自分の気持ちのまま、モン吉と2人で歌ってみようと思います」と抱負を語っており、やる気満々といった感じでこの再始動のニュースには当然、ファンからは歓喜の声が上がっている。
しかし、その一方で復活を疑問視する声も多く、「一夜限りの復活だから沸いたという人がほとんどでしょ」「絶対に復帰するタイミングを見計らってただけだろ」「3人でファンモンとか言ってたやん」など、辛辣な内容も見受けられている。
「加藤とモン吉、両ボーカリストともにソロで音楽活動を続けてきましたが、やはりソロではどちらも苦戦していますから、再びタッグを組むことを決意したようです。ただ、『DJケミカルがいないユニットはFUNKY MONKEY BABYSではない』という理由で解散を決めたと発表していただけに、DJケミカル抜きの再始動には、複雑な心境のファンも多いようですね。それにモン吉は『新しいDJに関してはこれから考えていけたらな〜っと思ってます』と、メンバー補充の可能性も示唆するコメントをしていますから、なおさらでしょう。
また、加藤が16年にW不貞スキャンダルをやらかしてからはファンモンの歌を聴いても響かなくなったという人が多いというのが事実です。先日の音楽番組出演も一夜限りの復活ステージだったからこそ反響が大きかったですが、グループを復活させたからといって、すぐに軌道に乗るかは疑問ですね」(エンタメ誌ライター)
ちなみに新グループ名は「BABY’S」の「A」を「Λ(ラムダ)」に代え、「FUNKY MONKEY BΛBY’S」に変更。風当たりはやたらと強いが新生ファンモンが世間に受け入れられるのか、注目していきたいところだ。
(田中康)