「“落合中日”には通用しなかったバッティング調整法」を前田智徳が痛恨回顧!

 元プロ野球選手・前田智徳氏。広島東洋カープ一筋23年間で通算2119安打を放ち名球会入り。タイトルこそ逃しているものの、生涯打率は「.304」で一流選手の証ともいえる3割に乗せる活躍で、「孤高の天才」の異名も取った名選手の1人である。

 そんな前田氏が、テレビ朝日スポーツ局の公式YouTubeチャンネル〈背番号5〉に出演。前田氏は現役時代、オープン戦で独特のバッティング調整を行っていたそうなのだが、それがかつて中日ドラゴンズで監督を務めていた落合博満氏にはバレバレだったそうで、中日戦ではまったく役に立たなかったといったエピソードを明かした。

 2月28日に〈落合さんにはバレていた!?前田智徳「打撃の神髄」〉とタイトルがつけられた投稿回を観てみると、前田氏の調整法とは、ツーナッシングに追い込まれた後の身体の反応を把握するために2ストライクまでバットを振らないと言うもので、ピッチャーのボールがキャッチャーミットにストライクで収まる際に、あえて首を傾げるなど小細工をしていたそうだ。

 ところが、落合監督はそれを見抜いていたそうで、自陣のキャッチャーに「打つ気ねえ。真ん中ばっか投げさせろ!」と、これみよがしに大声で指示を出したのだと前田氏は懐かしそうに、しかし、少々苦々しい思い出のように振り返ったのだった。

 落合氏、前田氏、ともに天才の部類に入る名バッター。同じ域ゆえに、落合氏には前田氏の心が読めたのか?ぜひとも、落合氏をこの番組に招き、訊ねてもらいたいところだ。

(ユーチューブライター・所ひで)

スポーツ