サンド伊達にキュン、吉野家でビール…香里奈の「オヤジ化」が支持される理由

 女優の香里奈(36)が意外すぎるプライベートを明かしたのは1月23日放送の「おかべろ」(関西テレビ)。ナインティナインの岡村隆史(50)がMCを務める同番組に、所属事務所「テンカラット」の後輩で女優の深川麻衣(29)とともに出演。香里奈と深川は1月29日公開の映画「おもいで写眞」(熊澤尚人監督)に出演していることから、同作のPRが目的と思われたが、想定外のぶっちゃけトークにスタジオは大盛り上がりだったようだ。

「番組では《深川が気になる、香里奈に聞きたいこと》として『吉野家でひとり呑みしてるってホント?』と質問したんですが、香里奈は『たまに行きます』『今もたまに』と“吉呑み”の愛好家であることを公言。特に『牛鮭定食に瓶ビール』の組み合わせがお気に入りのようで、『カウンターにオジサンとかいっぱいいるんですけど、みんな携帯を見ていたりとか、まわりを見ないから…』と、安心しながらカウンター呑みを満喫していると話し、他の出演者を驚かせていました」(スポーツ紙芸能記者)

 香里奈が牛鮭定食を肴に手酌酒とは、いささかイメージし辛いものがあるが、「業界にプライベートで遊ぶ子はほとんどいないので、芸能人が入るところにはあまり行かない」という香里奈は吉野家で「どういう人が食べているのかな」と探りを入れながら、人間観察にも余念がないという。さらに番組では、「起きてから5分で出発できる」とし、「どこでも寝られるので、玄関で寝ていたり…」と、まるで中年サラリーマンのような生態をぶっちゃけた。

 かつては有名ファッション誌で専属モデルを務めた香里奈の“オヤジ化”について、芸能関係者はこう分析する。

「かつての香里奈といえば、おしゃれでセレブなキャラクターを売りにしていました。ところが7年前、写真週刊誌にベッドで大股を開いた寝姿が掲載されたことでイメージダウンを招き、一時期は露出が激減してしまいました。その結果、男性不信に陥ったとも言われますが、みずからオヤジ化をアピールすることで、過去の“大股開き醜聞”を完全に打ち消す狙いがあるのでは…。生態がオヤジに近いのであれば、大股を開いて寝ていてもなんら違和感はありませんからね」

 実際、今回の香里奈のカミングアウトには共感する声が多く、SNS上には、《普段は庶民派なんだ!好感持てますね》《年相応のやさぐれ感が好印象》《女女してる感じでもなく、偽らない自分、清々していてやっぱりあの雰囲気好きだわ》といったコメントが並び、さらには《あの写真を笑いにできるキャラでいけば大丈夫!応援してます!》との励ましの言葉も。

 そんな香里奈は1月26日放送の「華丸大吉&千鳥のテッパンいただきます!」(フジテレビ系)に出演。かつてバラエティ番組の収録中にイヤリングを落としてしまった際、流れを止めることなく笑いに変えてくれた“大恩人”としてサンドウィッチマンの伊達みきお(46)の名をあげて、「胸キュンエピソード」として紹介。男は心遣いが大切と言わんばかりに「バラエティ慣れていないので、こういう時、助けていただけたのがすごくうれしかったです」と語って、伊達と同世代の中年オヤジ層を喜ばせたという。

 かつての近寄りがたい美人女優というイメージから脱皮し、「オヤジ寄せ」をアピールすることで、過去のスキャンダルも笑い飛ばしてほしいものだ。

(灯倫太郎)

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