「これは予想外だったなぁ。でも、面白かったからね。意外と評判も良かったですし。僕もリアルタイムで聴いてましたけど、普通に笑っちゃいましたし」
1月15日深夜オンエアの「三四郎のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)で、三四郎の相田周二が賛辞を送ったのは、はんにゃの金田哲と四千頭身の都築拓紀。その前週、1月8日の放送回では三四郎の小宮浩信の新型コロナ感染が発覚したことで、相田(検査結果は陰性)とともに収録を欠席。2人のピンチヒッターを務めたのが、金田と都築という異色のコンビだった。相田のトークによれば、放送日の当日に、ギリギリの段階でキャスティングが決まったようだが、業界での評判は上々。放送を聴いたバナナマンの日村勇紀も「マジで面白かった」「金田ってああいうキャラなんだ…めちゃめちゃ面白いじゃん」とべた褒めしていたという。
「緊急出演となった金田さんは開始早々、『(三四郎の)ピンチに助けるのがダチなんだよ!』と吠えれば、都築さんは『そんなに仲良くないでしょ?』と冷静に突っ込むなど、10以上も年が離れた先輩・後輩とは思えないやりとりが何とも言えないシニカルなムードを醸しだしていました。もっとも印象に残っているのは、金田さんにとってこの1月8日のラジオが仕事始まりだったというくだり。本来ならば1月12日が仕事始まりだったそうですが、この点についても都築さんが『遅いですよ』とかなりキツく突っ込んでいましたね」(お笑い関係者)
売れっ子の四千頭身は元旦の「爆笑ヒットパレード2021」からテレビに出ずっぱり。対するはんにゃ・金田は、けっして仕事がないのではなく、「俺は正月休みを取ってる」と主張。続けて「お前はまだ休みが取れない。もう2、3年がんばったら(休みが)取れるから」と、マウント風のボケをかましていました。
「都築さんは12日の初仕事とは何なのか、金田さんにしつこく聞いていました。金田さんは明言するのを避けて、『人前に立って笑わす仕事よ』『ライブみたいなもんよ』と漠然とした答えに終始していました。ラジオでも言えない正月休みの後の一発目の仕事って何だろう? と考えた時に頭に浮かんだのが、2019年のお笑い業界に激震が走った闇営業問題。ラジオのスタジオに泥酔状態で乱入した事件もあり、金田さんなら…と一瞬、不安がよぎったのですが、きちんと調べたら、12日の仕事というのは、どうやらルミネtheよしもとの舞台だった様子。なぜルミネの仕事をかたくなに隠し続けたのか、ちょっと理解に苦しみます」(前出・お笑い関係者)
とにもかくにも、1月8日の「緊急放送」で大きな爪痕を残したはんにゃの金田。疑惑が晴れたところで、2021年は再ブレイクなるか。テレビやラジオでのいっそうの活躍に期待したい。