11月公開「ターミネーター」最新作に大ブーイングが起きている理由

 アーノルド・シュワルツェネッガーがアンドロイドを演じ、世界的な大ヒットを記録した「ターミネーター」の最新作が、日本で今年11月に公開されると発表された。邦題は「ターミネーター:ニュー・フェイト」。同時にプロットも判明。「ターミネーター2」の直接的な続編になるという。

「ターミネーターは2作目が大ヒットしたことで、『ターミネーター3』『ターミネーター4』、さらに『ターミネーター:新起動/ジェニシス』と次々に続編が作られました。ご存じのように本シリーズは登場人物がタイムトラベルしますが、続編が作られるたびに設定に矛盾が生じ、理解するのが難しくなっています。そこで3以降の設定を切り捨て、2の直接的な続編にすることにしたのでしょう」(映画ライター)

 思い切ったやり方にファンからは賛否両論が上がっている。物語がわかりやすくなっていいと歓迎する人も多いが、ブーイングも少なくない。

「それもそのはず『ターミネーター:新起動/ジェニシス』はシリーズのリブート作品という扱いで、3と4はなかったことにされたんです。つまりすでに1度リセットされているということ。なのに今度の最新作では、そのリセットすらリセットされてしまいました(笑)。そんなわけでファンからは不満の声があがっているんです」(前出・映画ライター)

 とはいえ「ターミネーター:新起動/ジェニシス」は酷評され、興行成績も大コケ。製作サイドにしてみれば、そんな作品などなかったことにしたいのかもしれない。

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