J・キャメロン監督、新作「ターミネーター」への制作復帰に全米が泣いた!?

 映画監督のジェームズ・キャメロンが「ターミネーター」シリーズ最新作の仮題を発表し、映画ファンの妄想をかき立てている。

 1984年の「ターミネーター」公開を皮切りに、現時点で4本の続編・派生作品がリリースされてきた同シリーズだが、1991年の「ターミネーター2」の大ヒットを最後に、キャメロン監督は同作の監督や製作チームから身を引いていた。

 すると、その後に公開された「ターミネーター3」や「ターミネーター4」「ターミネーター:新起動/ジェニシス」は、キャメロン監督によるパート1とパート2の世界観からは大きく異なる作風となり、世界中のターミネーターファンを失望させただけでなく、興行的にも「ターミネーター2」には遠く及ばなかった。

 今回、およそ28年ぶりにキャメロン監督がターミネーターシリーズをプロデュースすることとなり、ようやく“生みの親”による軌道修正が実現することになるが、気になるタイトルの仮題が「ターミネーター:ダーク・フェイト」であることを、米メディアの取材で明かしている。

「そもそもジェームズ・キャメロンといえば、1997年にリリースした映画『タイタニック』で約21億ドルという興行収入の新記録を樹立して全世界歴代No.1の金字塔を打ち立て、他のどんな監督ですらそのケタ違いの興行収入にまったく歯が立たなかったのですが、2009年の監督作『アバター』で自身が樹立した『タイタニック』の数字を超える約28億ドルという異次元の新記録を達成した巨匠です。作品のクオリティーに100%納得するまで数年単位で公開日の延期を強行することは当たり前で、現在監督・製作中の『アバター2』もすでに当初の予定からは4年以上もズレ込んでいます。そんな完璧主義者による本流派の『ターミネーター』最新作だけあって、ファンの期待は最高潮に達していますよ」(映画誌ライター)

 なお、最新作にはターミネーターシリーズには欠かせない不死身のT800役で知られるアーノルド・シュワルツェネッガーと、パート2までのサラ・コナー役を熱演したリンダ・ハミルトンも出演しており、どのような立場でストーリーに絡むのかにも注目が集まっている。

 多種多様な製作陣による賛否両論の脚色を経て、ようやくターミネーターシリーズの秩序と人気を取り戻す時が来たと言えるのかもしれない?

(木村慎吾)

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