航空不況でニーズ急増!34歳の現役CAが「交際クラブ」に駆け込んだ結果

「つい先日も解雇を言い渡された元CAさんが登録しました。なんでも勤務していたのは外資系の航空会社で、メールでクビを伝えられたとか。日本の大手でも副業を解禁する会社も増えてきているせいか、収入減に悩むCAさんが殺到している状態。対する男性側も、銀座や六本木へ飲みに行けなくなった分、あまったお金を特定の女性に“投資”したいというニーズが高まっているようで、1カ月の入会者数はコロナ前とくらべて、ほぼ倍増しました」

 都内で営業する老舗の「交際クラブ」のPR担当者はコロナ禍の“活況”についてこう話す。反面、苦境が伝えられているのが航空業界。新型コロナウイルスの影響で壊滅的なダメージを受け、CAたちの収入を支えていた乗務手当やボーナスは激減。一部では、航空会社が臨時措置として、余剰人員となったCAをスーパーや家電量販店に販売スタッフとして派遣する動きも見られた。

「航空業界はもう元通りには戻らないというのが私たちの共通認識です。夏のボーナスは半分以下にカットされ、冬もゼロになることが告知された時点で、周囲で何人も退職しました」

 とは某航空会社に勤務するAさん(34)。コロナ前は30万円台だった月収は半分近くまで落ち込んだ。独身ながら、3年前に購入したマンションのローンが重くのしかかり、すでに社内融資制度で50万円を借りている。やむにやまれぬ事情で前出の「交際クラブ」に登録したのは2カ月前のことだった。

「同僚の中には、ギャラ飲みとか、パパ活とかで生活費を補填する子もいましたけど、私の場合はそんなに若くないし、アプリも使いこなせないので、仕方なく…という感じでしたね。じつは夜のお店でアルバイトをしてクビになった子もいて、それだけは避けたかったんです。その点、交際クラブは秘密厳守をうたっているので安心かな…と思って」

 この交際クラブでは女性の入会金はタダ。男性は10万円以上の登録料と1回につき2万円以上の仲介料を払って女性会員とデートするシステムになっている。これまでAさんは10人前後の男性とデートを楽しみ、その結果、2人の“スポンサー”を獲得したという。

「1人は海外経験の長い高齢者の方で、もう1人は企業の幹部の方です。きりのいい額でそれぞれ月に10万円いただいています。もちろん“オトナの関係”込みなのでそれなりに夜の時間に拘束されることもありますが、それよりもいつまで契約が続くか…。それに『制服を着てシテほしい…』って何度もお願いされるのが心苦しいですね。支給された制服は1着までは持ち帰っていい規則になっているのですが、私的なことで使ったのがバレたら、即解雇ですから」(A子さん)

 CAは男たちにとっては今も憧れの職業だ。どうにかしてこの“乱気流”を乗り切ってほしいところだ。

(平沼エコー)

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