日本を見下す「バイデン大統領」の正体!「失言のランボルギーニ」は虚言連発

 混迷を極める大接戦となったアメリカ大統領選挙で、過半数の選挙人を集めて当選確実となった民主党のバイデン新大統領。上院議員6期36年、副大統領2期8年を務めたベテラン政治家なのだが、友好国・日本での認知度はいまひとつ。存在感の薄い「史上最高齢大統領」の素性を単純明快に紹介しよう。

「私は分断ではなく、団結させる大統領になることを誓います」

 と、11月7日(アメリカ時間、以下同)、全米に向けて「2020年アメリカ合衆国大統領選挙」の勝利宣言を行ったのは、民主党のジョー・バイデン前副大統領(77)だ。事前の世論調査ではバイデン氏優勢の数字が出ていたが、蓋を開けてみると前回、民主党が敗れた共和党のドナルド・トランプ氏(74)とのつばぜり合いの戦いが待ち構えていた。外信部記者が壮絶な選挙の経過を解説する。

「予想に反して大接戦となりました。特に勝敗を左右するペンシルベニア州やミシガン州など激戦州の一部では11月3日の開票序盤に、トランプ氏のリードを許す苦しい展開でしたが、期日前投票を含む郵便投票の集計が進むにつれて形勢は逆転。7日に、当選確実となる『選挙人』獲得で過半数(270人)を突破しました。ただ『選挙を巡る不正が起きている』と、多くの民主党支持者が利用する郵便投票の不正を訴えるトランプ氏が敗北を認めず、州ごとに訴訟を起こしている。そのため、最終結果の確定は遅れる見込みです」

 選挙結果が覆るほどの決定的不正の証拠は提示されておらず、法廷闘争が実を結ぶ可能性は低い。だが、そんな往生際の悪いトランプ氏に負けないほど、あきらめの悪さを誇るのがバイデン氏だったのだ。

 バラク・オバマ前大統領の副大統領を2期8年務めた民主党の重鎮だが、国政経験44年の中で88年、08年と大統領選に挑んでいずれも敗退。しかし二枚腰で、3度目の正直となる大国のリーダーの座を勝ち取ったのだ。ただし「史上最高齢大統領」誕生に至るまでの道は醜聞の歴史も絶えない様子。国際ジャーナリストの山田敏弘氏が解説する。

「若手議員時代のバイデンは、黒人公民権運動のマーチに参加していないのに参加したと偽ったり、論文の盗作で落第した過去があるのに、自身では優等生だったと経歴を盛るなど、虚言を重ねていました。極め付きは88年の大統領選挙の演説で、当時の英労働党党首の内容を丸パクリしたこと。さすがにマスコミに叩かれてしまい、大統領選から撤退することになりました」

 中でも、虚言以上にバイデン氏のウイークポイントになっているのが「失言のランボルギーニ」と本人も認めるほどの災いの数々である。

「新型コロナウイルスによる死者数23万人を『2億3000万人』と言い間違えたり、ラジオ番組で『私かトランプ氏か、投票に迷っているようなら黒人じゃない』と人種差別とも受け取れるコメントを残すなど、言い間違いや勘違いが絶えません。幼少期からの吃音症が出ることもしばしばで、そんな彼の失言を集めた5分程度の動画を、トランプ陣営は遊説の締めで毎回流します。トランプ支持者しかいないので会場は大爆笑の盛り上がりを見せていた」(外信部記者)

 もはや、滑稽さを通り越して不憫にも思えてしまうのだが、対バイデンを考える時、日本も対策を講じる必要がありそうだ。

「トランプ氏が日本の核保有容認論を展開する中で『(日本が)核保有国になりえないとする日本国憲法を、私たちが書いたことを彼(トランプ氏)は知らないのか)』と、16年の副大統領時代、演説の中で発言している。公の場で日本を完全に見下した発言として、外務省関係者は憤慨していた。中国寄りの媚中派であることは周知の事実でもあり、米中の関係が改善されれば、菅総理はトランプ時代より難しい舵取りを強いられることになる」(政治部デスク)

 対岸の火事では済まされそうにない。

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