「放送作家が弱いな」松本人志“大食い女王”へのダメ出しに見た一流の気遣い

 テレビ東京の「元祖!大食い王決定戦」の女王戦で3連覇を達成し、大食いアイドルとして人気のもえのあずき。彼女は大食いファイターの前にアイドルということで、「永遠の16歳」を自称し、同時に排便もしないとしている。どちらも“もえあず”というキャラクターを作るための大事な要素で昔から一貫しているが、排便しない理由についてはブレがあるようだ。

 11月5日放送の「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)に出演したもえあずは自身の食生活を披露。昼食に行きつけのお店を訪れ、生牡蠣30個と白子1キロを平らげた。ラーメン店に移動すると、背脂たっぷりの大盛りのラーメンをペロリ。噂通りの大食いを見せつけている。

 想像をはるかに越える大食いに驚いた共演者から「トイレは大丈夫なんですか?」と聞かれると、もえあずは「トイレは行かない」と即答。行かずにどうしているのか尋ねられると「アイドルだからお腹の中に王子様がいて食べてくれてる」と明かした。

「今はそういう設定のようですが、以前は違いました。トイレには行くが便は出さず、『マシュマロ』か『いちごミルク』を出すとしていました。彼女の中でも設定がブレているようです」(芸能ライター)

 それを見抜いたのか、松本人志は「放送作家が弱いな」と指摘。キャラクターづくりをもっとしっかりするようダメ出しした。

「確かにその日は濃すぎるメンバーが集まっていましたからね。ボディービルダーの横川尚隆さんは『噛みたくない』という理由で生の鶏肉をミキサーにかけて実食。お腹を壊して病院にいったエピソードを明かしたのですが、その原因となったカンピロバクターがなかなか思い出せず、『ピコピコ爆弾?』『かんぴょう爆弾?』と迷言を連発してダウンタウンの2人を爆笑させていました。また、腸活に熱心なモデルの加治ひとみさんは、トイレで出した排泄物をティッシュ越しに触ってその感触で腸の具合を確認するという衝撃エピソードを披露。こうした強烈キャラの中で、もえあずさんのキャラが埋もれてしまったのは致し方ないところ。これを本人の責任にするのではなく、あえて裏方の“放送作家”を出すところに、松本さんの一流の気遣いを見た思いがしました」(テレビ誌ライター)

 もえあずには、きちんとした“ブレーン”をつけて、大食いに専念してもらいたいところだ。

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