9月28日放送の「Live News イット!」(フジテレビ系)が特集でスッパ抜いた神奈川県議会議員のサボり疑惑がネット上で大きな波紋を呼んでいる。
同番組では「議会中に信じられないサボり」として、議員らが読書や居眠り、持ち込んだパソコンで通販サイトを閲覧する様子を取り上げ、中でもネットでスニーカーを熱心に物色していた立憲民主党・松崎淳議員に直撃取材する様子も報じられた。松崎議員は議会中にスニーカーを閲覧していたことについて、「自分がこれから取り上げていきたいこと、特に健康づくりとか。健康的に暮らせる形に戻していくために、やっぱりコロナっていうのを何とかしなければいけないわけです。自分としては調査をしているという状況」と取材に対し釈明した。
苦し紛れの釈明に視聴者の怒りがネット上に噴出。《県民をナメるな!税金を返してくれ》《素直に謝罪してほしかった。褒めてるわけじゃないけど言い訳の天才かよ》《こんなにサボり議員がいるなんて…神奈川県のために真面目に働いている議員さんどんだけいるの?》と神奈川県議会への不信感が高まっているようだ。
一方で会議の電子化によるサボり行為は民間でも相次いでいるようで、《うちの会社も会議中に端末で資料ちゃんと見てるのなんて少数。タブレットあったらサボっちゃうよな》《リモート会議だから資料読んでるふりして実はスマホのゲームするなんて茶飯事》《コーヒーカップの中にはビールが定番になっている》と、視聴者らのサボり経験談も続々投稿されている。
テレワーク化や会議のオンライン化によるサボり行為は防止できないのだろうか。
「大手企業ほどリモートでの社員管理のため、システム構築ができている場合が多いです。履歴を消去しても社用端末でのアクセスはシステムログが記録されていることがほとんど。担当者なら履歴をさかのぼって閲覧することも可能です。ただしテレワークに移行したばかりの中小企業ではそこまで管理が行き届いていないというケースもあり、長時間仕事に集中する真面目な社員とサボり社員は二極化しています。今回問題となった神奈川県議会も会議に持ち込む端末のログ管理くらいできるはずなのですが、指摘する人はいないのでしょうかね」(経済誌ライター)
県議員のサボりは当然許されないが、テレワーク化で横行するサボり行為に日ごろ迷惑を被っているマジメ社員たちの不満が爆発した故のバッシングだろうか。
(浜野ふみ)
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