9月11日、韓国自動車メーカー最大手のヒュンダイの日本向けホームページがリニューアルし、同社の燃料電池SUV「ネッソ」を体験できるイベントを開催することも発表されたことで、日本再上陸の可能性が急速に高まっている。
「ヒュンダイは2001年に日本に初上陸しましたが、デザインも性能も日本車よりも優れた部分がなかったとも言われ、09年には早々と撤退していました。しかし、その後は海外で評価を高め、現在では起亜自動車を含めたヒュンダイグループは世界シェア第5位を誇る自動車メーカーに成長を遂げ、ついに再び日本に殴り込みをかけるようです」(フリーライター)
ヒュンダイの高級車ブランド「ジェネシス」はアメリカの市場調査会社JDパワーが今年おこなった自動車耐久品質調査で品質トップとの評価を受けるなど、ここ数年は特に欧米での評価がうなぎのぼりなのだが、それでもヒュンダイ車を買うべきでないとの声もある。
「JDパワーに品質を評価されたジェネシスですが、実は韓国国内では不具合が相次いでいてリコールも発生しているのです。その一例としては、パーキング、ドライブ、リバース、ドライブの順にシフトチェンジするとなぜか車がバックするという現象が起こったり、警告灯が突然点灯して走行不能になったり、走行中にナビやヘッドアップディスプレイが作動しなくなるといった具合。ジェネシス以外ではさらに多くの不具合が発生しており、実は韓国国内でもヒュンダイの売上は一時期と比べればかなり落ち込んでいて、《欧米での評価は金で買ったものだ。もう韓国人は誰も信用していない》との声まであがっているのです」(経済ジャーナリスト)
前出の燃料電池SUV「ネッソ」の体験イベントでは韓国の人気アイドルグループである「BTS」のグッズが数量限定で配布されるというが、品質は日本で勝負できるだけのものに仕上がっているのか、気になるところだ。
(小林洋三)