収束の兆しが見えないコロナ禍のなか、フリーアナ業界にも動きが出ている。人気トップの田中みな実は広末涼子や有村架純が所属する芸能事務所「フラーム」に移籍。活動の軸足をアナウンサーから女優に移すと見られている。テレビ東京出身の鷲見玲奈アナは巨胸キャラにとどまらず、巧みなワイプ芸や表情の豊富さでバラエティーへの対応力の高さを見せつけ、テレビタレントとしても一級品であることを示しているようだ。
ほかにも宇垣美里や新井恵理那、雑誌で艶グラビアを披露した大島由香里といった面々がメディアを賑わせているが、次なる大物として注目されているのがテレビ朝日の弘中綾香アナだという。
「本人は報道にまったく興味がなく、バラエティー一筋でやっていきたいと公言。10月からは、千鳥・ノブとの共同MCで局アナとしては異例の冠番組となる『ノブナカなんなん?』がレギュラー化するなど、いま最も勢いのある女子アナでしょう。そんな彼女が独立するとなれば、他局も含めて起用したいという番組は少なくないのです」(業界関係者)
もし弘中アナが退社となれば、数多くの事務所が獲得に名乗りをあげるのは必至だ。しかもすでに猛アピールを開始している事務所もあるというのである。
「お笑い界で最大手の吉本興業です。弘中アナ獲得のためであれば、所属芸人たちが腰を抜かすような破格の待遇を用意する準備も進めているとか。『ノブナカなんなん?』でコンビを組む千鳥のノブも吉本所属ですし、彼女を口説きやすいポジションにあるとも言えるでしょう。その一方で弘中アナは『激レアさんを連れてきた。』での巧みな進行ぶりも魅力の一つ。同番組でコンビを組むオードリー・若林正恭が所属するケイダッシュステージは、これまた業界大手であるケイダッシュの子会社です。同社は音楽、ドラマ、バラエティーと各分野に強みを持ち、様々なジャンルで活躍してきた弘中アナにはピッタリ。引く手あまたの弘中アナがどの事務所を選ぶのか。その選択肢の広さは女子アナ史上で最大級なのは間違いありません」(前出・業界関係者)
果たしてどの事務所が弘中アナを獲得するのか。もしくはテレビ朝日がポジションを用意して引き止めるのか。その行方には業界中の注目が集まっているに違いないだろう。
(浦山信一)