「干されればいいのに」剛力彩芽“オスカー退社”で囁かれる業界圧力の脆弱

 女優・剛力彩芽(28)が所属事務所「オスカープロモーション」を8月いっぱいで契約満了とし、円満退所することが報じられた。今後は自身が設立した個人事務所「ショートカット」で活動することも発表されている。退所報道に対し《オスカーを離れても女優業頑張ってほしい》《公私共に今後が楽しみ》《どこでも活躍できる逸材、応援してます!》とネット上では今後の活動に注目が集まっている。

 一方で、以前より所属タレントが続々と退所しているオスカーからの新たな独立劇に、《またオスカーから女優流出か。長年お世話になっておいて…干されればいいのに》《オスカーの経営陣が新体制になったことが原因か?》《新体制のオスカーでは“ゴリ押し”してもらえないのか》《報道されている上層部のパワハラ疑惑も影響あるのかな》など、ネット上では今年3月に創業者の古賀誠一氏が現場を離れ、会長職に退いた「新体制」が要因ではないかと指摘する声が多くあがった。独立した“元オスカー所属女優”が、かねてから現体制に不満を抱いていたとの報道もある。

 剛力の他にも同日付で福田沙紀(29)、堀田茜(27)、紫吹淳(51)らが事務所を去ることも明らかになっており、“オスカー離れ”は加速しているようだ。同社では今年3月に米倉涼子(45)や岡田結実(20)、長谷川潤(34)など有名所属タレントが相次いで退社しており、今年4月に新体制となった事務所上層部への不満をきっかけにタレントが大量流出する可能性があると一部週刊誌では報じられていた。

 パワハラ疑惑や新体制への不満の真偽はさておき、オスカーという大看板を下ろした彼女たちに仕事はあるのだろうか。

 ネットでは《あのオスカーから抜けるなんて業界で干されたりしないの?》と不安視する声も挙がっているが、それも今は昔のようだ。

「以前の芸能界では『大手事務所から独立するなんて業界から干されて当然』といった風潮がありましたが、平成30年に公正取引委員会が芸能人などのフリーランスにも独占禁止法が適用される見解をまとめており、圧力をかけて“干す”行為が確認されれば行政指導となる可能性があります。昨今のコンプラが重視される芸能界では大手事務所を独立したからといって露骨に干されるといった心配はないのではないでしょうか。メディアが多様化し、テレビ以外の媒体でも稼げる今の時代、名の売れたタレントなら事務所に依存することなく活動できるはず。実際、米倉涼子さんら“退社組”は地上波に出演し続けていますし、そうした活躍が、今後の退社劇を後押しすることも考えられます」(芸能ライター)

 剛力に関しては、現時点ではMCを務める「奇跡体験!アンビリバボー」(フジテレビ系)に引き続き出演することが決まっており、オスカーを離れても彼女の活躍は続きそうだ。

(浜野ふみ)

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