摘発されてもすぐに復活!?「ゾンビエステ」の性サービスに客が殺到するワケ

 有名チェーンの看板を掲げる性産業店の店舗責任者と店長ら5人が“売防法”違反で逮捕された。8月26日に各メディアが報じたところによれば、個室内で違法行為にあたる“性の営み”が行われることを知りながら、女性従業員と客に場所を提供した疑いが持たれている。

「摘発されたのは東京葛飾区にある人気ピンク店。勤務していた“嬢”は30代で、トラブルになった客が警察に相談したことで、“違法行為”が発覚した模様。とはいえ、こうした店舗で卑猥な行為が行われるのは公然の秘密であって、ネット上では《何を今さら…だったら警察は全国のピンク泡店を摘発しないとね》《客や嬢に罰則はないとはいえ、これでは遊びに行きづらい》《売上が10億円って新聞にあったけど、儲けすぎたから目をつけられたのかな》などとさまざまな憶測が飛び交っています。とはいえ、こうした摘発が今後も続くようでしたら、コロナ禍にくわえてピンク業界は大打撃を被ることになりますね」(夜の情報誌編集者)

 この摘発を“見せしめ”と取るムキもあるが、都内某所には何度摘発されても復活する“違法エステ”が存在するという。愛好家の間では「ゾンビエステ」と呼ばれ、都心からやや離れた立地にもかかわらず、週末ともなれば100人近い客が訪れるという。ピンク産業に詳しいフリーライターが解説する。

「新宿から私鉄で10分ほどの駅が最寄りで、付近には大学もあることから、立地的にも完全NG。年に一度は摘発を受けて“臨時休業”するのですが、1週間も経つと、別の看板を掲げて営業を再開するんです。セキュリティはしっかりしていて、初めての客は保険証の掲示を求められます。警察官は保険証の色が違うので、すぐにバレてしまうんだとか。そこまで気を配っても摘発されるのがいまいち不可解なのですが、ある常連客は『短期間で稼ぐだけ稼いで中国に大金を持って帰るのが目的だから経営者が次から次へと入れ替わる。警察もそれを知ってるから常にマークしている』と語っていました。その店のバックにはマフィアもからんでいるそうですが、とにかく美人さんが多いんです。ただ、コロナ禍が始まってからは摘発されたという噂も聞かないので、かなり荒稼ぎしているんじゃないですかね」

 その“違法エステ”の料金は1万5000円。客は30分ほどの間でシャワーを浴びて、3畳ほどの個室で卑猥な性サービスを受けるという。確かに「回転率」は良さそうだが、このコロナ禍において需要はあるのだろうか。

「じつはここにきて“違法エステ”のニーズが高まっているんです。ポイントは女性従業員がほとんど中国人女性という点。あちらの国の女性は、性産業といえども、その国民性からか、キスを嫌がる傾向が強いんです。それにお金をもらったら日本人女性のように愛嬌をふりまいたり、サービストークをすることもない。その点で“濃厚接触”のリスクはおさえられますし、彼女たちはカラダの奉仕だけで客を満足させる術を知っています」(前出・フリーライター)

 警察とピンク店のいたちごっこは今後も続きそうだ。

(平沼エコー)

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