〈新型コロナウイルス感染症の保健所への届出は、東京都では未だに手書きによるFAX送信です〉
8月4日、国立国際医療研究センターのツイッターでそうつぶやかれ、東京都のアナログぶりが指摘されている。都の感染者数は毎日、昼過ぎに報告されるが、その方法は感染対策部にある2台のFAXで対応していた。
「感染者数を共有するため厚生労働省が5月から新システム『HER-SYS(ハーシス)』を導入しましたが、東京は感染者数の急増に追われ、なかなか移行作業が進まなかった。7月下旬に韓国メディアでも『東京はまだFAX』と取り上げられ、嘲笑されています」(社会部記者)
もはや、小池百合子知事(68)には危機感があるのかないのか、「感染防止徹底宣言」ステッカー柄のTシャツを作って、会見で得意げに見せびらかしている場合ではないと思うのだが‥‥。
一方、コロナ禍で大盤ぶるまいを見せているのは、東京・千代田区の石川雅己区長(79)。
国による10万円の特別定額給付金を上回る、区民1人あたり12万円を給付する案を掲げた。だが、うまい話には裏が……。
「石川区長は区内の高級マンションを優先的に購入したことを巡り、百条委員会で虚偽証言をしたとして、7月下旬に刑事告発を求める議案が可決されています。そんな中、給付金案を持ち出したのは、疑惑隠しと次期区長選に出馬するためのバラマキだと批判されているのです」(政治部記者)
千代田区長を凌駕する勢いで芸能界を騒がせているのは、タレントの石田純一(66)。4月の自粛期間中に沖縄でゴルフ後にコロナ感染が発覚すると、今度は7月に福岡で連泊した際、連夜の宴会や20代女性の“お持ち帰り疑惑”を「週刊女性」にすっぱ抜かれてしまった。
石田は「まったく言っていないことを書かれて困っている」と反論。法的措置も辞さない構えを見せているが、妻の東尾理子(44)の堪忍袋の緒もさすがに切れ、夫婦生活はがけっぷちを迎えているようで、
「一度目の沖縄騒動の時に理子の父で元プロ野球選手の東尾修(70)から相当叱られました。理子はどちらかといえばかばっていたのですが、今度の週刊誌報道で怒りはピークに達したそうです。強い口調で夫婦喧嘩になり、子供のことを考えて離婚話まではならなかったそうですが、すでに三行半を突きつけ、次にやらかしたらアウト濃厚です」(芸能デスク)
今度はコロナ離婚でお騒がせタレントの本領発揮となるか。
迷惑系ユーチューバーとして一躍時の人になったのは、「へずまりゅう」こと原田将大容疑者。5月に愛知県内のスーパーで会計前の魚の切り身を店内で食べたとし、7月11日に愛知県警に窃盗容疑で逮捕された。
さらに、そのあとにコロナ感染していたことが発覚。捕まる前の6月下旬から東京、千葉、静岡、広島、山口に滞在していたため、濃厚接触した友人や警察官の感染が次々と発覚。一時は100名を超す愛知県警関係者が自宅待機になった。
コロナをまき散らしていたへずまりゅうは、愛知県警に逮捕されていなかったら、東京に戻る予定だったという。へずまりゅうを知る関係者はこう明かす。
「あるユーチューバーとコラボ企画を進めていて、へずまりゅうに内緒で女装させるドッキリを予定していました」
女装姿もゾッとするが、逮捕されていなければ被害はどこまで広がっていたのか。肝を冷やすばかりだ。
続いて、新宿・歌舞伎町でも「コロナ事件」が起きていた。「歌舞伎町ガイド」を務めるライターの仙頭正教氏はこう語る。
「外出自粛で遠のいた客足を戻すため、歌舞伎町にある数軒の漫画喫茶で、割引プランの他にカレーや牛丼など食べ放題メニューの提供が激化しました。それと比例するように、漫画喫茶での“ウリ行為”が急増したんです。ツイッターで店名と一緒に『プチ』や『サポ』と検索すれば若い女性が援助男性を募集していて、交渉がまとまれば店内の個室で合流。無料の食べ物もあるので居心地がいいし、商売しやすいのでしょう」
コロナ禍が引き起こした事件は今も終息する気配がない。これ以上、人騒がせな事件が増えないことを祈るばかりだ。