先発への転向、古巣復帰、メジャーの輝かしい実績……。今シーズンの活躍が期待されながらも、早くも「給料ドロボー」のレッテルが貼られそうな“一流選手”が見せた信じられない鉄面皮な言動とは?
パ・リーグで首位争いを演じる楽天では、抑えから先発に再転向した松井裕樹(24)が正念場を迎えている。
「第一子が誕生して家族との時間を増やしたいがために、先発に配置換えを希望したそうです。毎日ブルペンで肩を作るクローザーと違って、登板日から数日を調整に充てられる先発のほうが、時間に融通が利きますから。ただ、抑えの頃と同様に三振でアウトを稼ぐスタイルなので、球数がかさんで5回までスタミナがもちません。2軍での調整が続いています」(スポーツ紙デスク)
配置転換後の救援陣は新外国人のブセニッツ(29)とシャギワ(29)から新守護神の森原康平(28)につなげる勝利の方程式が確立。リリーフ陣が万全だけに、松井の退路は断たれたも同然なのだ。
14年ぶりに古巣に復帰した西武・松坂大輔(39)は7月上旬、頸部の内視鏡手術を受けていたことが判明。右手のしびれを除去するためだというが、全治には2~3カ月。またしても給料ドロボーと化している。
「球団内では『なんで帰ってきたのか』という空気になっています。シーズン終盤に一度でも投げてくれれば御の字ですが、投げてみないとわからない状態では……」(パ・リーグ関係者)
そんな立場を知ってか知らずか、「1人治外法権」状態を形成し、
「病院を自分で探し、セカンド、サードオピニオンで手術を決めてきても、誰も何も言えません。夏の甲子園についてなど、松坂のコメントを欲しがるマスコミはいますが『自分はやりたくない』『持ってこないでくれ』と文句をタレるので、広報担当も声をかけるのを避けようとしている。球団内の孤立感はすごいですよ」(パ・リーグ関係者)
プロ野球史上初の6タテを献上するなど、すっかりBクラスが定位置となったオリックスでは、超大物助っ人ジョーンズ(34)が評判倒れ寸前に陥っていた。
「メジャーでゴールドグラブ賞を4回獲得したとは思えないほど守備が衰え、DHと併用。打撃もイマイチ(2割5分4厘)で、他球団の外国人が日本の野球に順応しつつあるだけに、ダメ外国人の烙印を押されそうで……」(在阪スポーツメディア関係者)
大物の不振以上に問題視されているのは、西村徳文監督(60)の求心力低下だ。この関係者が続ける。
「開幕前、コロナ感染防止のため、練習試合の遠征先での『外出禁止令』を監督みずからが出しました。ところが、当の本人がチーム関係者と焼き肉を食べに外出したんです。すぐに情報は選手たちの間を駆け巡り、『なんだよ!』となったそうです。以降、チームでは総スカン状態。声をかけても選手に無視され、コミュニケーションも取れない」
今季もまた、チーム立て直しは難しいようで……。