“腰振り企画”も封印!? 秋の改編「テレビ千鳥」のプライム昇格に大ブーイング

 テレビ朝日が、10月の改編で土日22時台の番組枠を一新することがわかった。深夜で好評を博していた人気バラエティ4番組を移動させるという。

「テレ朝の発表によれば、22時台に30分バラエティ枠を新設。土曜には、単発で好評だった『あざとくて何が悪いの?』と『ノブナカなんなん?』をレギュラー化させ、それぞれ21時55分と22時25分から放送。日曜には、深夜で放送されている『爆笑問題のシンパイ賞!!』と『テレビ千鳥』が昇格するとのことです」(テレビ誌記者)

 だがテレ朝といえば、これまで数々の人気バラエティをプライムタイムに昇格させるも、深夜番組ならではの良さがなくなり、短命に終わってきた。「アメトーーク!」などはその典型で、2016年秋に「日曜もアメトーーク!」としてゴールデン枠に昇格するとともに週2回のオンエアとなったものの、わずか2年で撤退することとなった。

 そのため、今回の改編に対しても反対する声が相次いでおり、その中でも「テレビ千鳥」ファンが猛反発しているという。

「『テレビ千鳥』は過去、水着ギャルを集めてレモンサワーを作るだけの企画も……。さらに街ロケで艶っぽいものを探し出し、イチョウの葉を女性の肌着に見立てたり、アワビのような穴の開いた街路樹に対し腰を振るなど、攻めた企画を多数行ってきました。しかし時間帯が繰り上がれば、ファミリー層を意識したり、番宣のため俳優などがゲスト出演することで、企画もゆるい内容となっていく可能性が高い。そのため、視聴者からは『テレビ千鳥は深夜じゃないと意味がない!』『ファミリー層に配慮してつまらなくなったら最悪だ』『テレ朝は何十回、同じ過ちを繰り返すのか』と辛辣な意見が飛び交っています」(前出・テレビ誌記者)

 昨年、アニメ「ドラえもん」と「クレヨンしんちゃん」の放送時間を金曜夜から土曜の夕方に変更した際も反対意見が殺到していたテレ朝。結果、両番組とも視聴率が半減したとの週刊誌報道もあり、その編成にはかねてから疑問符がつけられていた。はたして、今回の改編は吉と出るだろうか。

エンタメ