巨人戦で「賭博」もネタに!審判が試合を止めた阪神ファンの“猛毒ヤジ”語録

 7月17日から3連戦で中日を3タテし、借金「0」と開幕当初の不調から抜け出しつつある阪神タイガース(7月20日時点)。だが、球団関係者を悩ませるのが、聖地・甲子園におけるファンの大声や奇声を交えたヤジだという。

 現在、甲子園では1試合5000人に入場を制限。試合前から球場では繰り返し「声を張り上げての応援」を禁止するようアナウンスされているが、

「虎ファンといえば、その激烈ヤジが有名ですからね。有観客試合でスタートした対DeNA戦(10日)で、追加点のチャンスという場面、梅野が三塁ゴロに倒れると、案の定、一部の虎党から大声で『アホか!!』というヤジが飛んだんです。普段なら歓声でかき消されるところですが、なにせ観客5000人ですからね。声が直接耳に入ってくることで、おろらくヤジられた選手のストレスも大きいのではないでしょうかね」(スポーツ紙記者)

 14日のヤクルト戦でも、三回、青木宣親の打席で一塁側席から『はよ構えろや!』と怒鳴り声が響き、さらに八回にもヤクルトの廣岡大志が代打の打席に立つと、三塁側席から大声でヤジが飛び、阪神のピッチャー岩崎優がタイムを取る一幕も。

「この時は球審が観客席に向かって『大きい声は駄目だよ!』と促し、なんとか収まったんですが、翌15日のヤクルト戦でも、七回表1死満塁という場面で、ピッチャーの能見が一球投げるごとに声が上がり、球審がタイムをかけてゲームがストップ。『声を張り上げての応援はおやめくださいませ』とアナウンスが入ったんですが、球場内が失笑に包まれていました」(前出・スポーツ紙記者)

「品がない!」「迷惑!」と言われながらも、また、勝っていても負けていても、何かネタを見つけてはヤジを飛ばし、球場を沸かせ、試合を盛り上げる虎ファンが、改めて存在感を示すこととなった。

「ま、甲子園は彼らの聖地ですからね、ヤジもに年季が入っている(笑)。特に巨人戦でのヤジは格別で、プレイボールの前に『六甲おろし』の大合唱が終わると、巨人のマスコット『ジャビット』に『コラ〜!!ウサギの化けも〜ん!ボサッと突っ立っとらんと、(六甲おろしが流れたら)お前もケツ振って踊らんかい!』とヤジるのは、もう恒例行事。各選手への”口撃”は当然のこと、巨人の内野手がマウンドに集まれば、『何の相談しとるんかい!賭け金は試合前に決めておかんとあかんやろ!(球場のそばに)警察署あるんやで!』ですからね。球場がどっと沸くことは言うまでもありません。また、阪神ファンは身内にも容赦なくて、三振に倒れると『どないなっとるねん!おまえ、三振タイガースやないかい!』とボヤき、ストライクが先行しても『ストライクばかり投げおって!ファミスタ(ゲームボーイ)とちゃうでえ!』と突っ込みが入る。ただ、本気でヤジっていた数分後『お前はやってくれると信じてた?!』と変り身が早いのも、阪神ファンの特徴でしょうか」(前出・スポーツ紙記者)

 かつて、岡田彰布元監督はファンのヤジについてこう語ったことがある。

「気にしとったら甲子園で野球などやってらへん!打てんかったら、スタンドからヤジられ、新聞で叩かれ、家にもロクに帰れへん!というプレッシャーと戦ううちに、精神的にタフになれんとちゃう」

 だとすると、阪神ファンの激烈ヤジは、愛する選手への「愛のムチ」なのか……。甲子園では8月から観客数を1万8000人に拡大するとの方針を示していたが、当然のことながら、ヤジの声量も増すことは間違いない!?

(灯倫太郎)

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