7月1日、インナーに装着することで体表面を冷やしたり、温めたりする”着るクーラー”こと「REON POCKET」(レオンポケット)がついに一般販売された。ソニーの一風変わったアイデア商品に注目が集まっている。
「『REON POCKET』は昨年7月にクラウドファンディングで支援金を募集し、わずか一週間で目標金額の6600万円を達成した話題の商品で、ウェアラブルデバイスを専用のインナーウェアに装着し、専用のアプリで操作すれば、個人差はあるものの、夏は体表面温度を13℃程度下げ、冬は8.3℃程度上げることが可能といいます」(エンタメ誌ライター)
なお、REON POCKETの販売価格は本体が1万3000円(税別)で、専用のインナーウェアは各サイズ1800円(税別)。リチウムイオンバッテリーで冷モードが約2.5時間、温モードが約2時間使用可能となっているが、ネット上では、《着るクーラー、一度体験してみたい》《自宅から駅まで歩く時に涼しければ、電車の中は冷房が効いているし、会社で充電すればいいから十分》などと期待を寄せる声が多く見られる。
「今年の夏はマスク熱中症のリスクが叫ばれていることもあって、サラリーマンが電車通勤する際に利用するだけでなく、営業まわりにも最適のアイテムかもしれません。確かに、夏場の工事現場などでは、ファン付きの空調服がもはや必須アイテムになっており、この空調機能をビジネスシーンに活用できるようになった意義は大きいと思います」(経済ジャーナリスト)
果たして夏のヒット商品になるのか。
(小林洋三)
※写真はイメージです