「手越弁当」配達は“他人まかせ”の核心証言「ドアを開けたらおじいさんが」

「ひとり親世帯への支援ということで、いろいろ条件は厳しかったようなのですが、ようやくお弁当を受け取れることになって、かなり喜んでいましたよ。有名人が直々に配達してくれるとあって、『つらいけど頑張ろう』って気持ちになれるじゃないですか」

 都内在住の40代女性が話すのは「手越弁当」のエピソードだ。じつは彼女の知人女性Aさんはシングルマザーとして、小さな子を育てている。そのAさんにかわって、この支援サービスの素晴らしさを明かしたいという。

「手越弁当」といえば、元NEWSの手越祐也が、新型コロナの緊急事態宣言下、シングルマザーの家庭にボランティアで配り続けていたことで知られている。その様子は週刊誌をはじめ、多くのメディアに取り上げられ、大きな反響を呼んだ。6月23日に行われた「退所会見」で手越本人が語ったところによれば、「自粛期間中にいろんなボランティアに触れてみて、日本人の5、6人に一人の子供が満足にご飯を食べられていない現状」を知ったという。

「実は、Aさんではない別の知人女性が、会見の前に『手越弁当』を受け取っています。その時は手越さん本人が届けてくれたようで、とても感激していました。写真を送ってもらったそのお弁当には手越さんのお名前とメッセージが添えられていました。しかし当然ながら、支援者の方は手越さんだけではありません。別の日には外国人の方が配達してくれたこともあったようで、お弁当にはその外国人の方のお名前が書かれていたとか。例の会見が終わって数日後ですかね、Aさんのもとに『手越弁当』が届いたという話を聞いて、『よかったね!手越さんに会えた?』と声をかけたら、どうやら配達してくれたのはかなり年配の方だった様子。ただ単に驚いた感じでしたね。『ドアを開けたら知らないおじいさんがいて、手越弁当を渡された』と聞きました」(前出・40代女性)

 Aさんが受け取ったという「手越弁当」の写真を見せてもらうと、子供たちに向けてこのような温かいメッセージが添えられていた。

《みんな元気??気温も高くなってきたからたくさん水飲んでご飯食べて、たくさん運動して強い体作ろう!》

 マスク熱中症のリスクなどが連日テレビで報じられているだけに、手越も子供たちの健康状態を気にかけているようだ。

「配達を他人まかせにしていても、Aさんは感謝の気持ちでいっぱいでしたよ。コロナの影響で満足に仕事もできず、貯金を切り崩しながら生活しているそうですから。そもそも『手越弁当』といっても、手越さん本人が配達しなければいけないルールなんてありませんからね。YouTubeの更新などで忙しくて、配達はできなくても、食材を提供したり、寄付したりするなど、支援の形は人それぞれですから。大切なことは、手越さんが支援しているということで、少しでもボランティアに興味を持つ人が出てきてくれれば……。それでいいのではないかと思いますよ」(前出・40代女性)

 今回の核心証言によって、「手越弁当」がひとり親家庭にとって大きな励みになっていることが改めて立証された。ジャニーズ事務所という大きな事務所を離れ、“独り身”となった手越の活躍に期待したい。

(編集部)

※弁当写真はA子さん提供によるもの

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