6月11日発売の「週刊文春」にて、複数女性との不貞が発覚したアンジャッシュの渡部建。すでに全番組の出演を取りやめるなど芸能活動を自粛しているが、もはや芸能生活を続けていくのは不可能との見方も広がっている。
「メディアのなかには『引退は不可避』といった論調も少なくありません。『文春』の報道によると、不貞の場所にみずから多目的トイレを選んでいたうえ、複数の女性を欲望のはけ口に使っていたのですから、単なる不貞にはとどまらない“反社会的行為”と断ずる向きもあるほど。いくら不貞が犯罪行為ではないとはいえ、世間からはもはや犯罪者同然の白い眼を向けられています」(芸能ライター)
そんな渡部の行く末は、みずからがしでかした犯罪行為により芸能界を強制引退に追い込まれた後輩と同じ道をたどることになるとの声もあるという。
「現在の渡部には、同じ人力舎で5年後輩にあたる『キングオブコメディ』の高橋健一が重なって見えるというのです。キングオブコメディは『キングオブコント2010』の優勝歴を持つ実力者で、イケメンながら“ぽんこつキャラ”を売りにしていた高橋はバラエティ番組にピンで呼ばれることも多かった。しかし2015年に女子校生の制服約600点を盗んでいたという窃盗と建造物侵入の容疑で逮捕され、人力舎は高橋を解雇。翌年には懲役2年6カ月、執行猶予4年の有罪判決を受けました。この件で芸能界から完全に姿を消した高橋と同様に、渡部にももはや芸能界に戻る場所はないとの見方が広がっています」(前出・芸能ライター)
不貞はあくまで家庭内の問題だとして、渡部を擁護する声もある。しかし社会的常識の欠如した“トイレ不貞”に加えて、相手女性の扱い方があまりにぞんざいだった渡部に対して、世間は“イケメン芸人”や“グルメ芸人”という印象を持つことはできないのではないだろうか。
「テレビ局としては、悪い色のつき過ぎた渡部を起用する必然性が見出せないはず。内容が内容ですから、後部座席不貞の原田龍二や“アパ不貞”の袴田吉彦とは違って、自分の不徳を笑いに転換することもまず不可能でしょう。それに加えてグルメ芸人にとって不可欠な飲食店との信頼関係も、トイレ不貞が原因で崩壊したのではないでしょうか」(前出・芸能ライター)
高橋との違いは、所属事務所の人力舎が、問題発覚当初に渡部との契約を解除していないこと。だがもはや、芸能界との縁は切れてしまったのも同然かもしれない。
(北野大知)