これはNHKだからこそできたドラマと言えるかもしれない。なんと実際に家族として暮らす俳優たちに日常生活を演じさせるリモートドラマ「Living」が5月30日からオンエアされて話題となっている。第1話は広瀬アリス・すず姉妹が一緒に暮らす仲よし姉妹を演じる。2人は誰にも見せていない「裏の顔」があり、そのことで抱えているひそかな悩みがあるという。同日にオンエアされた第2話では永山瑛太・絢斗兄弟が「過去にはやった料理」を作ることを仕事にしている近未来の兄弟を演じた。
「どちらの姉妹、兄弟もこれが初共演ですから、2人がセットで出演することだけで面白く感じる視聴者も多いのでは。しかも脚本は『東京ラブストーリー』(フジテレビ系)、『カルテット』(TBS系)、『anone』(日本テレビ系)など、ヒット作を数多く手がけている坂元裕二氏。さらに第3話は仲里依紗・中尾明慶夫妻、第4話は優香(声のみ)、青木崇高夫妻がそれぞれ1組の夫婦を演じるというので、リアルとフィクションの違い、もしくはフィクションににじみ出るリアルな表情が見られるのではないかと期待せずにはいられません。特に広瀬姉妹は『リアルにこんな感じでじゃれ合うんだろうな』と思わずにはいられないシーンがあるので、ファンならずとも眼福ではないでしょうか」(女性誌記者)
実際、オンエアされた広瀬姉妹編では、2人が鼻でハーモニカを吹くというコミカルなシーンが話題をさらった。オンエア翌日の5月31日には、姉のアリスがツイッター上で「鼻ハーモニカ」を絶賛するファンに向けて、「ありがとう!!!ハーモニカ辺りからは7割アドリブじゃ!」とドラマの内幕を明かしていた。
1話15分、全4本のオムニバス形式で描かれる「Living」。全4話を通して、小説家役で阿部サダヲ、小説家を叱咤激励するドングリの声役で壇蜜も出演。この時期にこの豪華メンバーでどんなリモートドラマを届けてくれるのか、残る2話の視聴が楽しみで仕方がない。