《杏樹どうした?》《泣かないで〜》《放送事故!?》
ファンがいっせいに心配したのは鈴木杏樹の“精神状態”だった。杏樹が声を震わせたのは5月12日にオンエアされたラジオ番組「オールナイトニッポンMUSIC10」(ニッポン放送)での出来事だった。
「この日、杏樹さんはいつものようにリクエスト曲をかけながら番組を進行させていました。最近は、自宅で水耕栽培を始めたそうで、ネギ、カブ、ニンジンを育てていると明かし、今度は大根とワサビにチャレンジすると語っていました。そうそう、シリコン粘土にもハマっているようで、杏樹さんは杏樹さんなりにコロナ禍での“お一人様生活”を満喫しているんだな〜と思いながら聞いていたのですが……」(リスナー)
“異変”は、杏樹があるリスナーのリクエストメッセージを読み上げる際に起きた。
「私は長距離ドライバーのトラックドライバーをしています。食材を運んでいます。物流は毎日動いています。どうかみなさん、買い占めなどしないで、普通に生活して大丈夫です」
と、いつものように滑らかな口調でドライバーの気持ちを“代弁”していた杏樹だったが……。
「われわれはみなさんのため、がんばって走っていますので……、あ、ちょっと、なんかウルってきちゃった。ありがとうございます……」
ここで涙声に急変。声を詰まらせながら、「長渕剛さんの、『俺らの旅はハイウェイ』をお願いできますか…もちろんです。トラックドライバーが元気になる曲ですので…よろしくということで、本当にありがとうございます」
ここからは声を振り絞るのがやっとの様子で、
「なんか本当にみなさんのおかげで、不自由なく、食材も買わせてもらってるし…どれほどありがたいかって思いますよね。本当に……。お体にも気をつけて、運転にも気をつけて…あの、これからもどうぞ、よろしくお願いいたします」
と、長渕の名曲につなげて、事なきを得た杏樹。その後はなんとか平常心を取り戻して、いつもの“明るい杏樹”で番組を乗り切った。
ラジオを聞いていた芸能ジャーナリストはこう語る。
「ラジオでは、杏樹さんが車を運転していて、遠くの地方ナンバーのトラックを見かけるたびに、心の中で『ありがとうございます』と感謝の気持ちを伝えているとか。いかにもやさしい杏樹さんらしいですよね。『運転にも気をつけて』とリスナーに語りかけていましたが、杏樹さんの運転で思い起こされるのは今年2月に発覚した“不貞騒動”。みずから車のハンドルを握って、俳優の喜多村緑郎と大型客船風のカップルズホテルにチェックインする様子が『週刊文春』で報じられましたが、杏樹さんこそ運転に気をつけて、パパラッチをまいていれば、あんな騒動にはならなかったのかもしれませんね。不貞スキャンダルはいまだ収束を見せず、GW前に発売された『週刊文春』では、夫を寝取られた宝塚出身の女優・貴城けいの『私と同じ地獄を見せたい』というコメントを掲載し、禍根の“第2波”を匂わせる内容になっています。ファンの間では、杏樹さんのメンタル面を心配する声が多く、週1のラジオでは、どんな些細な“異変”も敏感に察知してしまうのかもしれませんね」
俳優との不貞はけっして褒められたことではないが、番組リスナーは杏樹の元気で明るい声を毎週心待ちにしているようだ。
(あまねかずこ)