鈴木杏樹と芥川賞作家が電撃和解していた!「二度と本読まない」宣言から一転

「人生最大に過酷な旅番組で、一生大切にしたいな〜って。宝物になったような…ドラマチックで、私にとって思い出深い旅でした」

 1月5日にオンエアされたラジオ番組「オールナイトニッポン MUSIC10」(ニッポン放送)。火曜日のパーソナリティを務める鈴木杏樹(51)が振り返ったのは、昨年12月26日に放送された「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」(テレビ東京系)。路線バスを乗り継ぎ、4日間でゴールを目指す旅番組だが、大雨の中を何キロも歩くこともあれば、宿が見つからずに真っ暗な街を徘徊することもある。芥川賞作家・羽田圭介(35)と個性派俳優・田中要次(57)のレギュラーコンビにマドンナとして参戦したのが鈴木杏樹だった。

 その「バス旅」では、なんとしても制限時間内のゴールを目指す羽田と杏樹がたびたび衝突する場面が見られた。

「もっともピリピリムードが伝わってきたのが3日目の夜。ホテルのアテがないまま、前に進もうとする羽田さんに杏樹さんが異を唱えたシーンですね。結局、杏樹さんが折れる形でバス停へと向かう途中、『言うこと聞かないもん。人の話、聞かないもん』と愚痴をこぼしながら、隣にいる田中要次さんに『こっちが恨むのは勝手だけどさ。「二度と本読まない」とか言うのは勝手だけどさ…』『向こうから…末裔まで恨まれたらイヤだ〜』と不平をこぼしていたので、バス旅のファンとしては2人の亀裂にヒヤヒヤさせられながら、旅を見守ったものです」(テレビ誌ライター)

 冒頭の「オールナイトニッポン MUSIC10」で、杏樹は当時の状況をこう振り返っていた。

「人って不安な時とか、最大に疲れが限界を超えてしまった時とか、元気がない瞬間ってあると思うんですけど、そういう時に自分のことを客観的に見られることってないじゃないですか?」としたうえで、「あ〜、私ってこんな顔するんだなぁ〜とか。あ、こんなこと言っちゃうんだ!とかってね。もう本当に自分を客観的に知ることができました」と、オンエアを見てはじめて自分の意外な言動に気づいたと告白している。

 前を歩く羽田の後ろで「二度と本読まない」と言ったことも“想定外”だったようだが、結局、バス旅の最終日にわずか17分遅れで最終バスを逃して「ゴール失敗」に終わった一行。ラストでは杏樹が「楽しかった〜」と感想をもらし、羽田が「え!?」と驚いたような表情を見せていたのだが…。1月5日のラジオ番組ではその後日談が杏樹の口から報告された。

「杏樹さんの話によれば、3人は番組収録後にLINEグループを作って連絡を取り合っていたそうです。『本当にごめんなさいね』と謝る杏樹さんに、羽田さんは『ボクこそ、ボクこそ!』と恐縮しきりだった様子。いずれにしても“ガチ”が売りの番組で衝突した2人ですが、放送後の“電撃和解”が明らかになったことで、杏樹さんのファンやバス旅のファンもホッと胸を撫でおろしたのではないでしょうか」(芸能ライター)

 ラジオでは「楽しかった」「また行きたい」とバス旅への愛着を見せた杏樹。コロナ禍の巣ごもり生活で今頃は羽田圭介の小説を読破しているかも!?

(石川ともこ)

エンタメ