男・山根が「6000万円借金」で体当たり芸人に!? 黒人ボクサーと殴り合い…

「アマチュアボクシング界のドン」と呼ばれた山根明氏が助成金の不正流用や不可解なジャッジに関与した疑いなどで日本ボクシング連盟を追われたのは2018年、夏のことだった。騒動が明るみになった当初は、そのコワモテのキャラクターから「ドン山根」の異名で、取材陣から恐れられる一幕もあったが、今ではバラエティー界でその存在感をいかんなく発揮している。

 エンタメ誌のライターが語る。

「退任騒動の渦中にもテレビ出演はしていましたが、その翌年あたりからだんだんとバラエティー色の強い番組へ進出していきました。2019年の年末には、アメリカロケで『幽霊が出る』と噂のホテルで潜入リポートを行い、その特異なリアクションでスタジオは爆笑の渦。以降も各局のバラエティーに引っ張りだこ。最近は全国ネットの番組で見かけなくなりましたが、ご自宅がある大阪のテレビ局を主戦場に、お茶の間に笑いを提供していますよ」

 山根氏といえば、その近況を4月17日発売の「FRIDAY」が報じている。

「記事の内容は、山根さんの奥さんが経営するナイトクラブがコロナ禍で、4月4日から休業を余儀なくされたというもの。なんでも店を開くにあたって6000万円ものローンを組んだようで、休業後も20万円もの金利を支払わなければいけないようです。実は2年前の騒動の時、山根さんが潔くボクシング連盟の会長を退く決意をしたのも、『死ぬまで面倒見ていくから、今楽になってください』という奥さんの一言があったからこそ。男気がある山根さんとしては、『今度は俺が支える』という心境ではないでしょうか」(週刊誌記者)

 そんな山根氏の“決意”がうかがえるのが、4月5日に放送された「山里亮太のまさかのバーサーカー」(朝日放送)だ。くしくも山根夫人のクラブが休業に入った翌日にあたる。在阪のテレビ局関係者がその壮絶すぎる内容を振り返る。

「番組では、『ロッキー』のような映画を“主演・山根明”で撮影するというコンセプトで、大阪の各所でロケを敢行。『あんまり体力に自信がないねん』とつぶやく山根さんにジョギングをさせたり、サンドバッグ打ちをさせたり。最後は、筋肉隆々の黒人ボクサーとのスパーリングまでさせたのです。これにはさすがに山根さんも『ワシを何歳やと思ってんねや?』『ちゃんとケガしたときに保証してくれる保険入ってるんやろうな?』と戦々恐々。それでも結局はリング上で試合をする運びとなり、黒人ボクサーと殴り合う展開に……。ボディーにもかなりパンチをもらい、リング下で見つめる山根さんの奥さんも、エイドリアンさながらに心配そうな表情をしていました。このハードなロケを乗り切った山根さんは弱音を吐くどころか、『40年ぶりくらいに試合したくなったわ』と強気な発言で周囲を笑わせていました」

 御年80歳。今やすっかり“体当たり芸人”となった「男・山根」が、コロナと戦う勇気を与えてくれそうだ。

(ラリー近田)

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