この資格でナンボ稼げる?(63)<家庭料理技能検定>で磨くセンスと段取り力

 男性の8割が週に一度は料理している——。

 先日、こんなセンセーショナルな見出しのインターネット記事を見つけて、衝撃を受けております。ふだん、まったく料理をしない私は残り2割の少数派ということでしょうか……。

 私の場合、あえて自炊をしていません。というのも、格別料理が得意なわけでもなく、コスパが悪いからです。メニューを考えて、食材を買いに行って、料理して、後片付けして、なんてことを全部やっていたら3時間はかかってしまいます。そう考えると、30分で外食を済ませて、残りの時間を資格の勉強や趣味に充てたほうが、有意義に思えるんです。料理好きな人なら自炊は「趣味と実益を兼ねる」になるのでしょうけどね。

 最近はイクメンブームも関係してか、男性も料理くらいやるべきという風潮もあるように感じます。料理をしない男性は「健康や節約などの意識に乏しく、家事も一切しない、時代に逆行した存在」のように扱われることもあります。

 そんな負い目を感じる人に挑戦してもらいたいのが「家庭料理技能検定」。調理法や食文化、栄養学から食品衛生に至るまで、幅広い知識が学べます。

 それでは例題を見てみましょう。

〈問1〉じゃがいもを使った料理の粉ふきいもの正しい調理法は【1】焼く、【2】茹でる、【3】揚げる、【4】煮るのうちどれ?

〈問2〉トマトの未熟な果実には毒性のある物質が含まれているが、その物質の名前は【1】トマキシ、【2】トマスン、【3】トマチン、【4】トマリンのうちどれ?

 実際の問題は択一式(二肢、三肢、四肢)で出題されます。例題の答えは〈問1〉が【2】、〈問2〉が【3】となっています。

 試験開催地は全国。試験区分は5級から1級まであり、筆記試験の受験料は2000円(5級)〜7000円(1級)。3級以上は筆記試験とは別に実技試験も設けられています(受験料は別途)。

 私は4級に合格していますが、料理や食にまつわる基本的な内容を知っていれば、比較的簡単に解答できるレベル感でした。

 実際に日常的に自分で料理をするかしないかはさておき、「いざとなったらやれるようにしておく」ことにメリットがあります。

 女性との何気ない会話で料理の話題になった時にも、「家ではあまり料理をしないのですが、家庭料理技能検定には合格しています」と言えれば、相手に与える印象はかなり違ってくるでしょう。

 ビジネス面でも役立つ可能性はあります。ここ近年は「料理ができる男は仕事もできる」といった趣旨のビジネス本や記事のタイトルをよく見かけますから、上司や取引先から信頼されて、思わぬ出世のチャンスが巡ってくることも。

 段取り力やセンスが試される料理を究め、自分をプロデュースしていくおもしろさを知れば、仕事への取り組み方も変わっていくかもしれませんね。

儲かる指数:65

鈴木秀明(すずきひであき)/81年生まれ。東京大学理学部、東京大学公共政策大学院を経て資格アドバイザーに。取得資格数は600

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