人気スポーツバラエティ「SASUKE」(TBS系)で「完全制覇に一番近い男」として数々の名場面を生み出してきた「ミスターSASUKE」こと、山田勝己氏。すでに現役を引退し「山田軍団・黒虎」の指導者として、後進の育成にあたっている。だが、その指導力が疑問視される事態が起きてしまった。4月8日放送の「水曜日のダウンタウン」(TBS系)に山田氏が出演。思わぬ醜態をさらしてしまったのだ。
山田氏が出演したのは、「どれだけ運動神経が良くても未経験から一発で棒高跳びは不可能説」を検証する企画。運動神経に自信のある品川庄司の庄司智春、お笑いコンビのティモンディらが棒高跳びで高さ3メートルのバーに挑んだ。結果、お笑い芸人たちはクリアできず、池谷直樹やSASUKEの有力者たちがチャレンジした。
「SASUKEから登場したのは川口朋広さん、日置将士さん、そしてミスターSASUKEの3人。川口さんと日置さんは運動神経バツグンで助っ人としては最適です」(テレビ誌ライター)
だが、そんな彼らをもってしても棒高跳びは難しく、全員失敗に終わった。ここで番組は企画を「誰かが棒高跳びを飛ぶまで帰れない」に変更。厳しい戦いが始まった。
メンバーはチャレンジに挑む体制を変更。成功の可能性が一番高い川口さんに挑戦者を絞り、日置さんがアドバイスすることでなんとかクリアしようとしたのである。
「日置さんがアドバイスを送る横で、ミスターSASUKEも必死に助言していました。黒虎の指導者であるミスターSASUKEは黙っていられなかったのでしょう。ところが、彼の助言はかえって邪魔だったようで、『山田さんのアドバイスを聞かないことが川口にとって大切』と明かしていました。さらに『僕たちにとって山田さんは邪険にできないので……』と困ったことを告白したんです。山田氏のアドバイスがいまひとつであると明らかになってしまいました」(前出・テレビ誌ライター)
山田軍団・黒虎を率いる者として、指導力の低さを指摘されては致命的。今後の黒虎の活動にも疑問が残る。
「黒虎は結成当初こそ目立った結果を残せませんでしたが、今は違います。昨年の大晦日に放送された第37回では、難関3rdステージに2人も進出しました。理論はいまひとつかもしれませんが、山田さんには誰にも負けない熱意がある。素晴らしい指導者ですよ。ただ、ひとつ言わせてもらえば、今回のチャレンジに理論派として知られる『サスケ君』こと森本裕介さんが挑戦していたら、どんな結果になっていたのかなと思います。もっと早く成功したかもしれません」(前出・テレビ誌ライター)
次のSASUKEはこれまで通りであれば今年末に放送されるはず。その時、山田軍団・黒虎のメンバーがどんな活躍を見せてくれるのか。ミスターSASUKEの手腕に期待したい。