「あれ? 普通に売ってるじゃん!」
「マジで買えるやん!しかも安い」
このところ品薄・品切れ状態が続いていたマスクについて、こんな声が寄せられているのは、3月下旬に開設された“奇跡の特販サイト”こと「在庫速報.com」だ。ネットライターが解説する。
「マスクを扱う通販サイトを探し、リストにして表示してくれるので、その名の通り、『在庫』がひと目でわかる仕組みになっています。しかも安い順に表示されるため、慌てて超高額の“ぼったくりマスク”をつかまされる心配もない。現在は大手通販サイトのAmazon、楽天市場などがリサーチ対象になっていますが、今後、拡大していく見込みだそうです」
本サイトの特派記者としては実際に確認する必要がある。さっそく「在庫速報.com」のサイトにアクセスしてみる。
マスク1枚当たりの金額が安い順に並べられているようで、最も上位に表示されていたのは1枚あたり50円。60枚入りで約3000円と良心的な価格設定になっている。
「送料がバカ高いのでは…」と訝しがられるかもしれないが、そこからジャンプした楽天市場のショップサイトで確認すると、送料は300円。ただし、《発送は4月15日以降》とあったため、もう少し割高でもいいので、発送日が近いものを探すと……。
30枚で2480円、1枚あたり約80円のセットが目についたので、さっそくそこからショップページに飛んで、注文の手続きを取る。住所や氏名、クレジットカードなどを入力するだけで、注文確定まで3分とかからなかった。クレジットカードで決済した後に届いた注文確認のメールには《3日以内に中国から発送、11日以内でお届け》と記されていた。
「新型コロナの猛威がメディアで取り上げられて以降、薬局には開店前からマスクを求める行列ができましたが、距離を詰めて並んでいる状態が“濃厚接触”にあたるとして、その危険性が指摘されていました。しかし、この『在庫速報.com』を介したネット通販なら、外出することなく、また、もっとも安価なものをセレクトできるとあって画期的。安倍総理が布マスクを配布することを発表し、その稚拙なコロナ対策から“アベノマスク”と揶揄する声が多く聞かれます。一方の特設サイトは、つい先日からマスクに加えて、消毒液も扱うようになったので、ぜひ試してもらいたいですね」(前出・ネットウォッチャー)
果たして、本サイトの特派記者が注文した「30枚セット」と、政府が多額の税金を投入して送られる「1世帯あたり2枚」の布マスクとどちらが早く届くか……。期待して待っていると、注文翌日に「商品発送完了」を知らせるメールが届いた。アベノマスクは不要かもしれない。
(編集部)