唐沢寿明の日本版「24」ジャック・バウアー役決定が意外にも好評なワケ

 10月よりテレビ朝日系列で放送が開始されるアクションドラマ「24 JAPAN」の主演を唐沢寿明が演じることが分かった。

 同作は2001年からアメリカでシーズン1の放送がスタートした「24 ーTWENT FOURー」(FOX)を日本用にリメイクしたもので、世界的な人気を博した主人公ジャック・バウアー役を任されることが決定した唐沢は「もう何十回も(「24」を)観ている。携帯電話の着信音もずっとCTUの内線の音」と大ファンであることを強調。同作に登場する架空の“テロ対策ユニット“であるCTUの内線を着信音にしていると明かした。

 また、アメリカの俳優キーファー・サザーランドが演じたジャックの役については「作品を汚さないようにしたい」としながらも、やはり原作ファンによるバッシングを懸念しているのか、「今回はキャリア史上一番叩かれるんじゃないか。俳優生活最大の危機」とコメント。続けて、「批判や文句は当然ある。気にしてもしょうがない。でも“唐バウアー“が、日本人なのにまぁまぁ頑張ってんじゃない?と思ってもらえるなら」と謙虚に語り、早くもハードな肉体トレーニングや護身術の訓練にも励んでいると打ち明けると、「毎回俳優生命を懸けてるわけではないけど、今回は懸けるつもり」と強い意気込みも示した。

「あまりに原作の人気が突出しているという事情もあり、早くも“キャリア史上最大のバッシング“を恐れている唐沢ですが、本家本元のジャックを演じたキーファー・サザーランドとは年齢も3つ違いで、身長も1センチ違いの“セミマッチョ“という点で似通っており、過去にはアクション系の作品にも参加しています。また、今回の『日本版24』については主人公を演じる唐沢の適性値以前に、そもそも原作が日本の文化や空気感にマッチしておらず、日本版を制作すること自体に疑問の声が集中している。そのため唐沢の主役抜擢に関しては『この役を受けるのは役者魂を感じる』『似てなくもない。配役としては良いと思う』と意外にも好評なんです」(テレビ誌ライター)

 どういった作風になるのか、また、他の主要キャラクターを演じる顔ぶれにも大きな注目が集まるが、この“キャリア最大のピンチ“を上手く乗り越えることができれば、役者としての唐沢の評価も大きく向上することになるかもしれない?

(木村慎吾)

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