米倉涼子の退社で崩壊するオスカーとテレ朝の蜜月関係と「ドクターX」終焉

 芸能界全体に激震が走ったと言っていいだろう。オスカープロモーションを代表する大物女優の米倉涼子が3月24日、デビューから27年間にわたって所属した大手事務所オスカープロモーションとの契約を今月いっぱいで終了すると報告した。オスカー側でも社長名で円満退社であることを表明しているが、この“離脱劇”がオスカーに及ぼす影響はまさに甚大だというのだ。

「オスカーではここ最近、退所者が続出しており、忽那汐里や岡田結実、ベテランでは草刈民代らが独立。所属タレントのみならず社員も続々と辞めています。それでも上戸彩や武井咲といった人気者は残っていますが、今回の米倉退社が及ぼす影響は忽那や岡田の比でありません。日本最大級のモデル事務所であるオスカーが、テレビ業界への影響力を大きく減らすことになるのは確実と見られているのです」(芸能ライター)

 米倉は12年に始まった医療ドラマ「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」(テレビ朝日系)が当たり役となり、19年10月期の第6期では平均視聴率18.5%を記録。同年の民放ドラマでは最高の数字となるなど、大物女優という評価を確立した作品となっている。しかし今回の離脱により、テレビ朝日との関係に亀裂が入りかねないというのだ。

「テレビ朝日とオスカーの関係は深く、オスカー主催のオーディション『国民的美少女コンテスト』を毎回放送。同コンテストから結成されたアイドルグループ・次世代ユニットX21の冠番組『GO!オスカル!X21』も放送していたほか、若手タレントがMCを務めるバラエティ番組『オスカル!はなきんリサーチ』や、岡田結実を主役に起用したドラマ『私のおじさん〜WATAOJI〜』など、数多くのオスカー関連番組を制作してきました。しかし米倉が退所したことにより、オスカーが企画協力している『ドクターX』は先行きが不透明に。もし同ドラマが打ち切りとなればテレビ朝日の損失は大きく、もはや他のオスカー番組を制作し続ける意味もなくなることでしょう」(前出・芸能ライター)

 オスカーとしても、現在の陣容では米倉の穴を埋めるのは難しいのが正直なところだろう。子育てに打ち込む武井咲は女優業への意欲を失っていると言われるほか、上戸彩はフジテレビなど他局での主演ドラマが多く、いきなりテレビ朝日専属のような形を取るのは難しそうだ。小芝風花や高橋ひかるでは小粒感が否めず、藤田ニコルは明らかにジャンル違いなのである。

「2月29日に無観客で開催された『東京ガールズコレクション 2020 SPRING/SUMMER』では、河北麻友子や堀田茜、そして前述の高橋などオスカー所属モデルの多くが出演を見合わせ。その理由は明かされてないものの、他のモデルたちは無観客開催が決定しても出演を継続したことから大きな批判を浴びました。それも含めて現在のオスカーは迷走と呼べる状態となっており、米倉の退所で自らとどめを刺したようなもの。今後、オスカー所属女優をドラマで見る機会は激減するかもしれません」(前出・芸能ライター)

 ともあれファンとしては、独立した米倉の前途を祝福したいところだろう。

(北野大知)

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