ビートルズのメンバーだったジョン・レノン愛用のサングラスがロンドンのサザビーズオークションに出品され、13万7500ポンド(約2010万円)で落札されたと英BBCが12月14日報じたが、その出品経緯がネット上で物議を醸している。
「サングラスはジョンの代名詞ともいえる丸形のもので、右側のフレームが破損しており、レンズが外れた状態になっています。この商品は1968年にビートルズのメンバーであるリンゴ・スターの車にジョンが置き忘れていたものだそうで、当時リンゴの運転手をしていたアラン・ヘリング氏が保管していたものを出品したとのことです」(専門誌記者)
アラン氏は手紙で、「ジョンが車を降りた際、バックシートにサングラスを置き忘れていて、レンズがフレームから外れていました。ジョンに、修理に出しましょうかと尋ねたところ、単に見た目だけのものだし心配しなくていい」と言われたことを明かし、そのまま修理せずに保管していたという。
ただ、これに対しネット上では《保管していたものを出品したって、それ窃盗では?》《保管していたのならまずオノ・ヨーコに返すべき》《勝手に人の所有物を出品しようとする精神が理解できない》など批判が殺到しているのだ。
「今回の出品のさらに詳しい経緯は不明ですが、アラン氏がサザビーズに寄せた手紙の内容を見る限りでは、疑問の声が出ても仕方がありません。ただし格式高い世界最古のオークション会社であるサザビーズが、いわく付きのままオークションに出品するとも思えず、遺族に確認して許可は取っているのかもしれません。が、そうした情報は今のところありません」(エンタメ誌ライター)
詳細が知りたいところだ。
(小林洋三)