同じ青山学院大出身で、ともに準ミス青山。2009年、アナウンサーとしてTBSに入社した同期でもある。田中みな実と、江藤愛だ。かたやフリーとして番組に引っ張りダコ、大活躍を見せているが、局アナの江藤アナはどんな目で田中を見ているのだろうか。
田中は14年、TBSを退職後、タレントとしても活動を開始。17年には女性ファッション誌「an・an」で、ヒジで胸を隠した大胆ショットを披露。それが大きな話題になると、19年12月には最初で最後という“限界”写真集を発売。10月18日の予約開始からAmazon本ランキング総合1位を1週間キープ。発売前に10万部の増刷が決定するなど、異例のヒットとなっている。また、ドラマ「絶対主義」「モトカレマニア」(共にフジテレビ系)では女優として出演し、令和元年は田中にとって華々しい1年となった。
一方、江藤アナは今もTBSに在籍。公式サイトによると、テレビのレギュラー5本、ラジオは1本。局内ではエース級の活躍だ。安定感のあるアナウンス力で、ほんわかとした雰囲気。田中ほど男性ウケはしないかもしれないが、主婦層や中高年視聴者には支持されそうだ。
とはいえ、田中と比較すれば江藤アナの存在は地味に見える。同期として、江藤アナは田中をどう見ているのか。
「19年11月4日配信の『NEWSポストセブン』が、TBS関係者から2人の関係性を聞き出しました。局アナとフリーという違いがありますが、〝お互いにいい刺激になっている〟とのこと。当たり障りのないコメントですが、互いにライバル心を持ち、意識していることは間違いないでしょう」(芸能記者)
となれば、江藤アナも田中同様、独立して活躍の幅を広げることも十分に考えられる。だが、江藤アナに〝生涯TBS〟を後押ししたのが、お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光の言葉だった。
「19年6月11日配信の『ORICON NEWS』が、局アナを貫く江藤アナの心の支えとなったエピソードを明かしました。19年3月21日放送のラジオ番組『ラジ(コ)フェス』(TBSラジオ)で太田は『(自身がMCを務める)〝サンデージャポン〟のアナウンサーは局アナにしてよって言っているのは、要するに局を背負ってくれている人が1人いるだけで、全然違うわけよ。例えば、何かクレームがきた時に、TBSとしての謝罪とか意見を言ってくれるのは、それはフリーじゃできないから』と発言。それを聞いた江藤アナはいたく感動したようで、定年までTBSにいたいという本心も明かしました」(前出・芸能記者)
TBS関係者はさぞかし安心していることだろう。
(石田英明)