元フィギュアスケーター・浅田真央の新規テレビCMがオンエアされている。
浅田は現役時代から「スポーツ部門の好感度ランキング」トップにも選ばれ、「CM女王」としても君臨してきた。新たなCM契約が交わされたとしても特段驚く話でもないのだが、今回出演しているのは特定の地域でしか流されない“ローカルCM”なのだ。
「11月5日から東邦ガスのイメージキャラクターに就任しました。CMオンエアもされていますが、見られるのは中京地区のみ。浅田は名古屋でのPRキャンペーンに足を運び、同社をアピールしていました」(地元記者)
そのテレビCMは4種類あり、浅田はメガネっ娘、キャリアウーマン風などに扮する。ヘアスタイルも変え、「わたしの答えは東邦ガス。」とキャッチコピーを口ずさむ。
東邦ガスは、愛知・岐阜・三重を営業地域にするガス会社で、東京ガス、大阪ガスに次ぐ業界3位。浅田は愛知県名古屋市の出身なので、地元企業を応援したい気持ちのほかに、東邦ガスとの間には切っても切れない縁があるという。
「東邦ガスのグループ会社が経営するスポーツ施設があって、浅田は幼少時代、その施設のスケートリンクを利用していたんだそうです。フィギュアの本格的なレッスンを始める前、その施設を利用していたことを今も忘れていないのでしょう」(同前)
フィギュアスケートを学ぶにはカネが掛かる。自宅近くに練習施設がないためにあきらめてしまう子どもも多い。そのことを浅田は分かっているからいこそ、今回のCM出演には期するものがあるようなのだ。
イメージキャラクター就任会見では天然ぶりも発揮した。ガス→キッチンということで、得意料理は?の質問を受けた浅田は、少し考えたのち「蒸し野菜」。それは野菜をただ蒸すだけでは…?
(スポーツライター・飯山満)