「すき家」みそ汁にねずみ混入で株価急落!カエルが混入しても無風だった「丸亀製麺」との違いは?

 牛丼チェーン「すき家」は3月22日、公式サイトにて、SNSで拡散していた味噌汁へのネズミの混入を認め謝罪した。これを受け運営するゼンショーホールディングスの株価は一時7%超下落するなど、今後も大きな影響が予想される。

「問題の発端は、およそ1カ月前に鳥取県にある『すき家 鳥取南吉方店』のGoogleマップに投稿された口コミで、『たまかけ朝食を注文したところ味噌汁の中にねずみの死骸が混入していました』と画像付きでアップされたのです。投稿された当初は話題になっていませんでしたが、3月21日に暴露系インフルエンサーの滝沢ガレソ氏がXにポストし、翌22日にはネットメディアが報じたことで情報が拡散したのです」(ネットライター)

 あまりにも画像が衝撃的だったことや、当初は公式の発表がなかったことなどから、ネット上では《AIで作った嫌がらせ画像では?》といった憶測も広がっていたが、報道を受け「すき家」が公式サイトで「1月21日午前8時頃、当該店舗にてお客様より従業員へ、喫食前の「みそ汁」に異物が混入しているとのご指摘をいただきました。その場で従業員も目視を行い、異物が混入していたことを確認しています」と事実を認めたことで、一気に同チェーンへの批判が殺到したのである。

「すき家は『同店において同様の異物混入の恐れがある商品は当該お客様以外の方に対しては提供されておりません』と説明していますが、ネット上では《いや、さすがに他の客は無害とか信じられない》など疑いの声も数多く出ています。2023年に『丸亀製麺』の『丸亀シェイクうどん』に生きたカエルが撮影された動画がSNSに投稿され話題となりましたが、投稿の翌日には異物混入は事実であると公式サイトでスピード謝罪したため、大きな打撃にはなりませんでした。一方、すき家は1月には事実を把握していたにもかかわらず発表しなかったことで、批判が止まらない結果になってしまったようです」(経済ジャーナリスト)

 異物混入で後手の対応が目立ったといえば、ゴキブリ混入騒動が起きた「ペヤング」が思い出され、約半年の販売休止となった。果たして今回の「すき家」の件ではどんな影響が出るのか…。

(小林洋三)

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