人気の高さに納得!すき家「炭火やきとり丼」が派手さはなくとも丁寧な作りだった

 牛丼チェーン「すき家」は1月21日より、「炭火やきとり丼」(630円=税込=以下同)の販売を開始した。同商品はたびたび再販される定番の期間限定メニューで、非常にファンも多いというが、今回はやきとりの量を増量させているということで、さっそく食べに行ってみた!

 炭火やきとり丼は、炭火で焼き上げた香ばしいやきとりを使用。肉厚で柔らかな「もも」、コリコリした軟骨入りの「つくね」、旨みがつまった「鶏皮」を、すき家特製の醤油だれに絡めた一品。また、温玉をトッピングした「おんたま炭火やきとり丼」(740円)、シャキシャキの青ネギとマヨネーズをかけた「ねぎマヨ炭火やきとり丼」(790円)も同時に発売されるということで、記者はねぎマヨをトッピングしたものを注文してみた。

 やきとりは一つひとつに炭火で焼いた焦げ目が付き、かおりも香ばしく食欲をそそってくる。まずは、もも。プリッとした弾力はありつつ肉質は非常に柔らかく、鶏肉の旨みがしっかりと詰まっている。そこに甘み強めの醤油だれと、まろやかでコクのあるマヨネーズが絡み、てりやき風な味わいも感じられる。

 つくねは、ひき肉のフワッとしたなめらかさかに軟骨のコリコリもあって食感も良く、鶏皮はプルプルのコラーゲンたっぷりといった感じで、クセがなく脂の甘みが引き出されている。今回、やきとりは今までよりも大きめにカットしているということで、食べ応えもかなりアップしているが、青ネギがたっぷり入っていたので、思いのほかサッパリといただくことができた。

 ご飯にも醤油だれを染み込ませているといった細かな心遣いも嬉しく、ファンが多いのも納得。他チェーンの限定商品と比べると派手さはないかもしれないが、あったらつい注文してしまうような安心感、安定感のある一品だった。

(小林洋三)

ライフ